2009年12月9日水曜日

【ソーシャルキャピタル】@コミュニティ科学:その1

コミュニティ科学:金子 郁容・玉村 雅敏・宮垣 元 編著 2009/11/25 勁草書房

コミュニティ・ソリューションの方法と実践

医療、教育、福祉、まちづくりなど
課題解決に向けた
技術と社会のイノベーション


金子 郁容 氏 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 兼 総合政策学部 教授) Wikipedia

玉村 雅敏 氏 (慶應義塾大学総合政策学部 准教授) Wikipedia
研究と活動

宮垣 元 氏 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 政策・メディア専攻 特別研究准教授)

-----
↓本文より:

☆第2章 理論的背景と位置づけ

 3 問題解決を高める力

 ソーシャル・キャピタル概念の検討

 「ソーシャル・キャピタル」(社会関係資本)とは、人々のつながり(社会ネットワーク)や
それが生み出す信頼や互酬性の規範といった不可視な諸資源を総称する“傘の概念”
(Umbrella Concept)で、1980年代後半から政治学や社会学、経済学をはじめとする学術の
各分野で注目されてきた。

-----

-----
平成19年版 国民生活白書 コラム:地域力を測る指標ソーシャル・キャピタル


 内閣府「ソーシャル・キャピタル:豊かな人間関係と市民活動の好循環を求めて」(2003年)
では、ソーシャル・キャピタルが国民生活に影響を及ぼす可能性を分析し、ソーシャル・
キャピタル指数を求めている。

 ここで求められたソーシャル・キャピタル指数を利用し、同指数と2003年の刑法犯認知件数
(人口千人当たり)および合計特殊出生率との関係を都道府県別にそれぞれ見てみると、
ソーシャル・キャピタル指数は、刑法犯認知件数とは負の相関関係が、合計特殊出生率とは
正の相関関係が認められた。

 つまり、ソーシャル・キャピタルが豊かな地域ほど、犯罪率は低く、出生率は高いことが
うかがえる。したがって、ソーシャル・キャピタルつまり地域力を高めることは、社会全体
の利益にも貢献し得る可能性がある。

 なお、ソーシャル・キャピタルに関する議論は、その概念についても様々な考え方がある
段階であり、今後さらなる調査・研究が期待される。

-----

【しらさん家】のこれまでの取組みから気づけたコトの一つに【笑顔つながり】でヒトとヒト
がつながるコトの価値がある。

当初は健康づくりにおける運動支援の場面で【笑足運動あそび】の手軽さや愉しむココロの
大切さ、運動神経向上のタイミング(4,5歳がチャンス)を伝えるコトがポイントだと考えていた。


【しらさん家】のキンダーコースでは、年中・年長のお母さんが子ども達を見守る時に妹や弟
(まだまだいわゆる赤ちゃん)と一緒というケースが良くある。

スタッフのササが以前「会員さんの家庭は子どもが生まれやすいかもしれない!ココでの接点
が刺激(カワイイ⇒またまた子育ても↑)につながるのかも?」ともらしたことがある。

これが『ソーシャルキャピタルの豊かさ』につながる現場といえるのかなと最近考えている。

出生率の高さ:本質的な課題は結婚が遅い&結婚をしない(経済的な理由も)率かもしれない?
が、『子育てお母さんつながり』に貢献できる可能性を【しらさん家】の目に見えにくい価値
でも⇒どんどん情報発信をして付加価値に育てていきたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年11月24日火曜日

【第7回 NICe東京定例会】11/30(月)にプレゼン!!

【第7回 NICe東京定例会】:
11/30(月)に東京でプレゼンしてきます!

--
■◎第7回プレゼンテーター

株式会社 笑足ねっと
代表取締役 白川 正志
https://www.nice-vec.jp/sns/member_profile/2213


プレゼンテーションテーマは、
【ばらんすてっぷ】活用からウエルネスツーリズムへの展開
~笑顔での健康づくりと地域社会の貢献への場として~

「健康づくり」と「まちづくり」を組合せる
「ジュニア」と「シニア」の『運動あそび塾』の新たな事業展開として、
【笑足(わらかし)運動あそびリーダー】養成講習会を構想しています。

ヒトとヒトとヒトをつなぐ『笑顔つながり』の【笑足運動あそび】を
新潟・柏崎に来ていただき、実践の場でお伝えしていく
《ウエルネスツーリズム》としての価値創造・ブランド化について、
コラボの可能性、柏崎への誘致についてご意見等をいただければ幸いです。


最も相談させて頂きたい内容:
********************************************************
柏崎まで直接足をお運びいただいて
体験&勉強する価値を【笑足運動あそび】に対して感じて頂き、
もっと魅力アップにつなげるにはどんな連携の可能性が
考えられるかアイデアや発想についてのご意見
********************************************************


■第7回 東京定例会への参加申し込みはこちら
https://www.nice-vec.jp/sns/commu/event/281/2599

--


--
■NICe東京定例会の構成と趣旨
●勉強会
毎回1人のプレゼンテーターが自社の事業計画を発表。
ファシリテーターの進行のもと、参加者全員で質疑応答と意見交換を行い、
プレゼンテーターへの応援と合わせ、参加者自身の見識と意欲の向上を目指します。
また活発なコミュニケーションを通じての人脈形成も追求します。

●交流会
参加者相互の人間性や事業内容をより深く知り、
相互支援が可能な仲間やビジネスパートナーとの出会いの場とします。

■開催日程
第7回 H21.11.30(月)
*12月は開催なし
第8回 H22. 1.25(月)
第9回 H22. 2.22(月)
*3月は未定

■会場
リーダーズサロン「なみへい」
東京都中央区日本橋本石町4-2-6 神田GMビル1F
JR神田西口・南口より徒歩3分
Tel.03-6666-5963
http://www.namihei5963.com/index.shtml

■プログラム
19:00~ プレゼンテーター発表 10分
19:10~ 質疑応答・意見交換 40分
19:50~ PRタイム 3名×3分 10分
20:00~ 交流会 120分
22:00  閉会
※受付18:30開始
※交流会も「なみへい」にて行います。

■ファシリテーター
NICeチーフプロデューサー 増田紀彦氏
https://www.nice-vec.jp/sns/member_profile/2

■会費
4,000円 (交流会費用)

■定員:50名

■参加条件
・NICe登録者に限定
※知人友人も大歓迎ですが参加申込時までにNICe登録を済ませてください。
受付時にNICeに登録していることが確認できない場合は、受付できない場合があリます。

・時間厳守
※19:30以降の入場はできませんのでご了承願います。
・定例会の目的は、学習とつながり力構築の2つ。
ですので勉強会のみ、または交流会のみの参加は不可。

■キャンセル
開催日の2日前の19時までに実行委員会代表へNICe直メールから、ご連絡ください。

■主催
NICe東京定例会 実行委員会
委員長 佐藤浩司
https://www.nice-vec.jp/sns/member_profile/252

--


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年10月12日月曜日

【笑足運動あそび】お達者コース無料体験会

下記内容で【しらさん家】の
【笑足運動あそび】お達者(シニア)コース無料体験会
を開催します。


ぜひ一度足をお運び&関係各位へお声掛けいただければ幸いです。
今回は対象となるお年寄りだけではなく、その方々を支援される
役割・立場の方々をメインにご案内をさせてもらっています。

まずは【笑足運動あそび】の魅力をみなさんから肌で感じてもらい
日頃様々な場面でかかわりのあるお年寄りへ「どうしても伝えて
あげたい」とみなさんに思ってもらえるか?に挑戦してみます!


--
○日時:10/25(日)11:00-12:00
○場所:運動あそび塾【しらさん家】
☆対象:地域のお世話役や施設の職員の方々
    出かける機会が少なくなってしまった方 または そのご家族
    一人暮らしの将来に不安を抱いている方 や そのお知り合い


笑顔で手軽にできる「コーディネーション運動」を紹介したいと
2007年5月にスタートした『運動あそび教室』事業は、仮設住宅
集会所向け「なじだね会」や御山荘での「運動あそびの日」、
主に特定高齢者を対象にした介護予防教室事業「西山ころばん塾」
を柏崎市から受託し運動支援を担当するまでに広がってきています。

これらの経験において、単にカラダを動かすコト以上に人との
ココロの触れ合いやお互いに肩を叩いて大笑いし合える仲間が
いるコトの方が、心豊かにより良く生きていくためには大切
なのだと確信できるようになりました。


これは「地域力を高める・絆を深める」社会関係資本(ソーシャル
キャピタル)」に着目した地域活動の場面でもお役立ちにつながる
と考え、今回の無料体験会を通して“つい仲間になっちゃう”
【笑足運動あそび】の魅力をご紹介させていただきます。

地域社会の課題解決をビジネスのカタチで実現していく『社会的
企業(ソーシャルビジネス)』としての、この価値創造をご評価して
もらう機会にもぜひご活用ください。


■当日10/25(日)参加も可能ですが、できるだけ事前に電話もしくは
 店頭にてお申込みください。

TEL:0257-32-2075 ; 9:30-18:00(月~土)
--


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年10月5日月曜日

元気館 健康まつり 2009

下記内容で【しらさん家】の『笑足運動あそび』をご体験いただけます。


日時:10/17(土)11:00-16:00  10/18(日)10:00-15:00

場所:柏崎市 元気館

--
開館10周年記念
『みつけよう 見つめよう こころと体の元気づくり』



主催:柏崎市
共催:柏崎地域こころのケアセンター
後援:柏崎市刈羽郡医師会 柏崎市歯科医師会 柏崎薬剤師会

参加団体:柏崎市健康推進員協議会 柏崎市食生活改善推進員協議会 高齢者運動サポーター協議会
     ㈱笑足ねっと【しらさん家】 (財)柏崎市観光レクリエーション振興公社 はまなす会
     ゆっくりあるこう会 (社)新潟県栄養士会柏崎支部 柏崎鮮魚商協同組合 たまり場喫茶めぐ
     かしわハンズ かしわファミリー 柏崎身障者福祉作業所 こすもす作業所
     柏崎農業共同組合 柏崎歯科衛生士の会 (団体名順不同)
--

○運動遊び…運動を楽しくチェンジ!
日時:10/17(土)15:00-  10/18(日)11:30- 13:00-
場所:デイサービス

みんなで愉しむ『笑顔つながり』をお伝えします!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年9月14日月曜日

特集:健康づくりのインセンティブを考える 2

月刊「健康づくり」特集:健康づくりのインセンティブを考える

今回この記事に触れ、当社の【歩人駅(ほっとターミナル)】構想について考えてみました!


財団法人 健康・体力づくり事業財団


-----
↓本文より

○進むインセンティブの導入

 健康であることは、本人にとってはもちろん、その人を取り巻く社会にとってもメリットが
あるケースが多い。たとえば、その人が会社員であれば、元気に働いてもらうことは企業に
とって望ましい。また、その人が加入する医療保険にとってはその人が健康であれば保険給付
が少なくなり、財政にとって望ましい。あるいは、その人が生命保険に加入していたら、疾病
等に対して保険金を支払う可能性が少なくなる。ただ、健康づくりをするためには、なにより、
本人に健康になりたいという意思をもってもらう、行動変容を起こしてもらう必要がある。
そこで、運動や禁煙、健診の受診など、健康づくりにとって望ましい行動を行った人に対して、
現金や商品、サービスなどの「インセンティブ」を贈る取り組みが見られ始めた。

 国の今後の健康政策においても、インセンティブには注目が集まっている。政府の
「新健康フロンティア戦略」(平成19年度)では、メタボリックシンドローム対策の抽出方策
として、動機づけツールの活用やインセンティブの付与などにより、民間活力等を活用した
国民の継続的な取り組みを支援することが重要だとされている。健康づくりに対してインセン
ティブを付与し、個人における取り組みを補助・促進する。そのような有効な社会のしくみ
づくりに向けて、さまざまな試行的な取り組みが行われている。


○地域通貨をインセンティブにして社会を活性化

 「地域通貨」を用い、健康づくりのインセンティブを提供しようとする自治体の動きも
見られる。

 地域通貨とは、市内の協力店舗など、限られた地域やコミュニティ内でのみ通用する通貨を
流通させる取り組みである。現在全国で、280近くの地域通貨が流通しているといわれる。

 自治体が地域通貨制度を導入するねらいとして大きく共通するのが、地域の活性化だ。街の
都市化が進む過程で、従来はご近所どうしといった地域のつながりが担ってきた互いの「助け
合い」機能は低下傾向にある。また、高齢化が進むなか、公的サービスだけで高齢者の安心・
尊厳を支えるのは困難であり、住民相互の助け合いは不可欠だ。そこで、地域通貨のような
インセンティブを用いるなどして、かつての地域社会が自然に発揮していた助け合いの精神を
掘り起こすことが始められている。

 幅広い地域づくり・健康づくり活動に対して地域通貨を付与する自治体の例が滋賀県彦根市
の「美しいひこね創造プロジェクト」だ。

地域通貨「彦(げん)」

『美しい活動』
1.まちの美観を保つ活動
2.地域安全活動
3.助け合い活動
4.低炭素社会づくり活動
5.健康増進活動

 5つの活動のうち、「健康増進活動」は、道具等を使わずに、誰でも、何人でも、いつでも
取り組めるという理由から、ウォーキングまたはジョギングに限定した。これらの活動を
行った人は、各自で活動報告書に記録。1週間で15分以上の活動が1単位となり、翌年度、
活動報告書を市に提出すると活動単位に応じた「彦」が交付される(1単位=25彦)。市から
受け取るだけでなく、住民の間で流通させるのも自由だ。たとえば、子どもの世話を頼んだ
お隣さんに感謝の気持ちとして「彦」を贈るという活用方法もある。


-----
【ヒトは一人では続けられない】という「仮説」からのスタート⇒

今回紹介されている取り組みは県や市の自治体が主体に進めている内容であるが、活動の
活性化のためには、民間との連携が非常に重要だと考えられる。

また、その一歩を踏み出す中心的な役割を担うヒトの存在も不可欠になっていくであろう。

柏崎モデルの確立に向けて、我々がみんなを巻き込む核となれるよう一つひとつ試行を積み
重ねていきたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年9月3日木曜日

特集:健康づくりのインセンティブを考える 1

月刊「健康づくり」特集:健康づくりのインセンティブを考える

今回この記事に触れ、当社の【歩人駅(ほっとターミナル)】構想について考えてみました!


財団法人 健康・体力づくり事業財団


島田 晴雄 学長 (千葉商科大学) Wikipedia

HARUO SHIMADA Web Site
haruo's weblog

-----
↓本文より

☆お金より大きなインセンティブを

○現在の健康づくりの政策について

 健康と社会、特に産業分野についての考え方で、私がいま特に必要だと思うのは「医療」
という概念を広げることだと思います。一般に医療とは病気を治すことだと思われています。
しかし私の考えでは、病気を治す「治療医学」は非常に狭い分野で、実は医療にはさらに
3段階があるのです。

 まず、治療医学の前に、病気にならないための「予防医学」があります。
 また、特定の病気を予防する以前に積極的に身体を鍛えたりして全般的な健康増進を図る
「健康医学」があります。
 さらに進んだ段階として「快適医学」というものがあるのです。

 快適医学とは、老若男女、健常者も病人も、だれもがもっている「あしたはきょうより
もっと元気になりたい、美しくなりたい」という気持ち、これを支援するものをいいます。


○生活習慣病対策において、インセンティブの導入はどのような意味をもっているか?

 よくない生活習慣が原因で生活機能が低下したり要介護状態になったり、最悪の場合は
死に至る。これは本人や家族が不幸であり、働きざかりの命が失われることは経済や産業
にとっても大きな損失です。逆に健康な人が増えると医療費が安くなったり、保険給付が
少なくなって、国や医療保険者にとっては財政が助かるでしょう。

 健康を志向し、生活習慣を見直してもらう過程でなんらかの動機づけ、インセンティブ
を考えるのは当然であり、意義のあることだと思います。

 しかし、個人はそんな理由では健康づくりを続けられないでしょう。人間はモノやお金
をあげるからこれをやりなさい、そういって動くほど単純ではないですね。だから、モノ
やお金というのは、本当のインセンティブにはなりません。


○本当のインセンティブとは?

 人はそれぞれ、いろいろなことに楽しみや喜びを感じるものです。なかでも何か尽きない
興味を持つこと、これは誰にとっても生きる喜び、インセンティブになると思います。

 ~心が健康で、こうした生きる喜びを実感できることこそが本当のインセンティブでは
ないでしょうか。


○本当のインセンティブを健康政策に組み込むためのポイントは?

 その政策を考える人が、本当のインセンティブとは何かを理解することだと思います。
そのためにも、政策担当者自身がもっと遊ぶ必要があります。いろいろなスポーツをやって、
いい音楽を聴いて、友達や恋人をつくってほしいと思います。

 机やパソコンに向かうだけではなくて、人が何のために生きるか、自分で感じ取らなくては
いい案も浮かびません。興味、好奇心、友達、愛。そういうもののために人間は生きています。
少なくともそれがあるとないとでは人生の楽しさがまったく違うものです。いつでも話が
できる、自分のことを理解してくれる友達がいる、好きな異性がいるというのは最高の価値
ではないですか。そういった最高の価値こそが本当のインセンティブになり、そのために
人は健康になろうと思うのです。

-----
【ヒトは一人では続けられない】という「仮説」からのスタート⇒

一人ひとりの自分らしい「健康づくり」を地域(商店街)で応援する・支え合えるヒトとヒトと
ヒトをつなぐ「まち(仕掛け)づくり」にチャレンジしていきたい!!

『おーっ!こつこつといっぱい歩いてますね!!』
『いつもはつらつとしていてますます若々しいですね!!』
『○○さんの笑い声でまわりのみんなも元気になっちゃうね & 笑顔から勇気をもらえるよ!』
等と【声をかけ合える関係性】・【対話のできる“ヒト”の存在】
(つれあいを亡くされた・子ども達は東京で離れて生活している等の「一人暮らしの方々」に
とっては特に必要とされる日常のコミュニティとして……)

【最高の価値】【~のための健康】を見つける・つくるキッカケをサポートし続けたい!!
(健康診断の数値を改善するためだけの摂生・行動変容は継続が難しいでしょう)

民間だからできるポイント(行政の政策だけではカバーしきれない)・毎日実践の現場に直接
携わっているからこそ気づける視点を積極的に活用し、試行の積み重ねを継続!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年9月2日水曜日

目に見えない資本主義:田坂 広志 著 【日本型経営】 その2

目に見えない資本主義:田坂 広志 著 2009/08/06 東洋経済新報社

貨幣を超えた新たな経済の誕生


田坂 広志 氏 (多摩大学大学院教授) Wikipedia

シンクタンク・ソフィアバンク代表
公式サイト「未来からの風フォーラム」
公式ブログ「新しい風」


-----
↓本文より:

☆第十一話 「主客一体」を追及していた日本型経営

 ◎「主客一体」の精神が求められる時代


 「参加型経済」。
 この新たな経済が生まれてくるとき、何が求められるのか。

 企業は、根本から変わらなければならなくなる。

 なぜなら、「参加型経済」とは、極端に言えば、企業と消費者の区別がなくなる経済だから
である。


 
 ◎いま、多くの企業が罹っている「操作主義の病」


 実は、この新たな経済の出現によって、企業に求められる最も大切なことがある。
 それは、実は、極めて根源的なものである。

 「操作主義」を捨てること。

 企業には、それが求められる。

 すなわち、「消費者を、企業の望む方向に操ろうとする発想」

 それを捨てることが、求められる。
 こう述べると、驚かれる読者がいるかもしれないが、現代において、実は、多くの企業が、
無意識に、この「操作主義」に陥っている。しかし、それが無意識ゆえ、多くの企業が、
そのことを自覚していない。そのことに気がついていないのである。


 そして、この「現代の病」と呼ぶべき操作主義が、そのまま、顧客や消費者に対する企業
の意識としても表れている。
 その操作主義は、まず最初に、「いかにして、自社の商品を買わせるか」から始まる。
 大量の広告と巧みな宣伝によって、消費者の購買意欲を無理に掻き立て、自社の商品を
買わせようとする。そして、この操作主義は、さらに拡大していく。
 次には、「いかにして、古い商品から新たな商品への買い替えを促すか」へとエスカレート
する。

 すなわち、消費者の購買意欲を掻き立てるだけでなく、さらには、まだ使えるものさえ
捨てさせ、新たに自社の商品を購入させようとする、どこまでも「企業中心」の発想が支配的
になっていく。
 これは何が起こっているのか。

 人々の消費欲望を掻き立て、購買意欲を掻き立てることが、企業の利益につながる。

 その欲望助長の思想と操作主義の発想が結びついたとき、資本主義は、最悪の問題を生み
出していく。
 その一つの象徴が、「地球環境問題」であることは、言うまでもない。
 欲望増大と大量生産、大量消費の結果、引き起こした地球環境の破壊。



 ◎日本型経営の「顧客観」


 「参加型経済」が広がっていくこれからの時代。企業は、顧客への操作主義を捨て、顧客
との共感や一体感を大切にしなければならない。こうした時代において、日本型経営の
「顧客観」は、その背景にある精神や思想、文化とともに、改めて、再評価されるべきもので
あろう。

 そして、こうした日本型経営の奥にある精神や思想、文化を深く見つめることは、これから
の時代、日本という国の歩むべき道を考えるためにも、極めて重要になっていく。

 例えば、我が国は、この国の「強み」として、つとに語る「ものづくり」ということ。
 この強みも、実は、単に「ものづくり」を支える技術や技能の問題だけではない。
 実は、我が国の「ものづくり」の強みは、「ものづくり」に心を込める精神、思想、文化の
強みであることに気がつくべきであろう。

 例えば、我が国においては、製品一つでも、単なる「商品」と考えず、「作品」と考える
深い精神性がある。「もの」を作るとき、そこに「こころ」を込める文化が成熟しているの
である。

 そして、この日本という国にある精神、思想、文化の深みを理解するとき、次の「地球
環境経済」へのパラダイム転換において、我が国が果たすべき役割が、そして、日本型経営
の持つ強みが、さらに明瞭に見えてくるのである。



☆第十二話 「有限・無常・自然(じねん)」を前提としていた日本型経営

 ◎世界が学ぶ「有限・無常・自然(じねん)」の精神


 「無限成長経済」から「地球環境経済」へのパラダイム転換である。

 これは、地球環境問題が深刻化するなか、「無限の空間」「無限の資源」「無限の成長」
を前提にした経済から、「有限の空間」「有限の資源」「有限の成長」を前提とした経済へ
の転換が求められることを意味している。

 では、この経済のパラダイム転換において、なぜ、日本という国の持つ価値観が大切になる
のか。
 その理由は明確である。

 いま、世界が直面している問題に、日本は、遥か昔から直面してきたからである。



 いま、世界全体が地球環境問題に直面する時代において、日本という国が考えるべきこと
は、一国としての「輸出の拡大」なのか、地球環境問題を解決することによる「世界への
貢献」なのか。

 もし、後者であるならば、我々の選ぶべき道は明らかであろう。
 我々は、世界に対して、単なる「商品」としての「技術」ではなく、地球環境問題の時代
における「社会の在り方」としての「技術+思想+文化」をこそ提供していくべきであろう。
 そして、このことの重要性は、決して「環境」の分野だけではない。
 例えば、「高齢社会」の分野においても、家庭医療機器、バリアフリー家具、介護機器
など、日本の技術で世界に求められるものが数多くあるが、これも、単なる「技術」の輸出
をめざすのではなく、「いたわりの精神」「互助の文化」「看取りの思想」など、日本の
思想や文化とともに、提供していくべきであろう。
 それは、「ものづくり」の分野でも同様であることを述べたが、「もの」を作らない
「サービス」の分野においては、さらにそうである。
 なぜなら、我が国における「サービス産業」は、整備されたマニュアル、高度な情報シス
テムなどの陰で、優れた日本的精神や思想、文化を忘れてしまっているからである。
 我が国におけるサービス業は、例えば、「一期一会の精神」「主客一体の思想」「おもて
なしの文化」など、素晴らしい伝統を持っている。されば、我々は、そうした素晴らしい
精神、思想、文化に根ざしたサービス業の在り方を復活させ、そうしたものをこそ、世界に
示していくべきであろう。



 ◎世界を先取りした「日本」という国の文化


 「新たな価値観」とは何か。

 いま、地球環境問題、世界経済危機、テロリズムなど、地球規模の諸問題に直面して、人類
社会は、その基本的な価値観を転換するべき時代を迎えている。
 それは、次の「五つの価値観の転換」と呼ぶべきものである。

 第一は、「無限」から「有限」へ。

 第二は、「不変」から「無常」へ。

 第三は、「征服」から「自然(じねん)」へ。

 第四は、「対立」から「包摂」へ。

 第五は、「効率」から「意味」へ。


 このように、いま、地球環境問題、世界経済危機、テロリズムなど、地球規模の諸問題に
直面する時代において、人類社会は、これら「五つの価値観の転換」に向かっている。
しかし、人類社会が学ぼうとしているこれらの「新たな価値観」は、不思議なことに、この
日本という国が、遥か昔から大切にしてきた「懐かしい価値観」なのである。そして、その
価値観は、日本型経営や日本型資本主義と呼ばれるものの奥深くにも、たしかに存在して
いる。

 我々は、まず、そのことに気がつくべきであろう。

-----

またまた引用が長くなってしまったが、下記の組合せ(こじつけ?)として試行を積み重ねて
いきたい!!

【社会の在り方】としての【技術+思想+文化】⇒『健康づくり』と『まちづくり』の組合せ

モノづくり:【高齢社会】分野:【家庭医療機器・介護機器】視点⇒【ばらんすてっぷ】

コトづくり:【いたわりの精神】【互助の文化】:【日本の思想や文化】⇒【しらさん家】


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年8月24日月曜日

目に見えない資本主義:田坂 広志 著 【日本型経営】 その1

目に見えない資本主義:田坂 広志 著 2009/08/06 東洋経済新報社

貨幣を超えた新たな経済の誕生


田坂 広志 氏 (多摩大学大学院教授) Wikipedia

シンクタンク・ソフィアバンク代表
公式サイト「未来からの風フォーラム」
公式ブログ「新しい風」


-----
↓本文より:

☆第九話 「見えない資本」を見つめていた日本型経営

 ◎「見えない資本」が見えなくなった現代の経営者


 「共感経済」へのパラダイム転換とは何であったか。

 これから「知識経済」が「共感経済」へとパラダイム転換を遂げていくが、この「共感
経済」という新たな経済に処するためには、何よりも、「共感資本」(empathy capital)と呼ぶ
べきものを重視しなければならない。
  「共感資本」とは、

 知識資本(knowledge capital)
 関係資本(relation capital)
 信頼資本(trust capital)
 評判資本(brand capital)
 文化資本(culture capital)

 といった「目に見えない資本」のことであるが、「共感経済」においては、こうした「目に
見えない資本」を評価し、増大させていく力が企業の経営者に求められる。

 しかし、残念ながら、すでに知識経済や共感経済の時代に突入して久しいにもかかわらず、
そうしたことを重視する経営者は、増えていない。
 その最大の原因は、グローバル資本主義における、企業評価の基準にある。
 こうした「目に見えない資本」が重要になっているにもかかわらず、いまだに株式市場に
おける企業の評価は、財務諸表に表される「目に見える数字」を中心として行われている。
 そのため、上場した企業の経営者の多くは、「目先の数字」に目を奪われ、経営が短期的
視点に偏り、視野狭窄に陥ってしまっている。
 このことは、すでに多くの識者の指摘するところであり、市場原理を標榜するグローバル
資本主義が、新技術の開発、人材の長期的育成、良好な企業文化の醸成、消費者との信頼関係
の確立、などの点で、大きな問題を抱えているとする批判が、数多くされている。


 ◎成熟とは、「見えない価値」が見えること


 しかし、今回のサブプライム問題を契機に、こうした短期的な数字重視の経営への反省も
なされており、経営をもっと長期的視点で行うことの重要性も認識されつつある。
 では、「共感経済」において重要になる、知識資本、関係資本、信頼資本、評判資本、
文化資本といった「目に見えない資本」を評価し、増大させていくためには、経営者はどう
すればよいのか。
 実は、顧みるならば、かつての日本型経営においては、こうした「目に見えない資本」を
評価し、それを増やしていくことが、経営者の重要な役割とされてきた。
 なぜなら、かつて日本企業の優れた経営者は、次のようなものを大切にしてきたからである。

 「社員の目の輝き」「社員の働き甲斐」「職場の空気や雰囲気」「社員の和」「企業の
文化」「顧客への共感」「社会からの信頼」「世間の評判」

 かつての優れた経営者は、そういった「目に見えない価値」を大切にしてきた。これらは、
「財務諸表」には載らない価値であるが、優れた経営者は、そうした「目に見える数字」に
表れない価値こそ、深く見つめてきた。
 そして、かつての日本型経営の素晴らしさは、こうした「経営者」の存在だけではなかった。
 その企業で働く「管理職」や「社員」が、やはり「目に見えない価値」を大切にしてきた
のである。



☆第十話 「社会貢献」と「利益追求」を統合していた日本型経営

 ◎「社会貢献」と「利益追求」の矛盾に、どう処するか


 「貨幣経済」から「自発経済」へのパラダイム転換。
 これは、いかなるパラダイムの転換であったか。
 
 これまでの社会においては、「マネタリー経済」(貨幣経済)が圧倒的な主流の経済原理で
あった。「貨幣の獲得」を目的として人々が活動する経済である。
 しかし、1995年頃に起こったインターネット革命によって、これまで「陰の経済」の位置
に置かれていた「ボランタリー経済」(自発経済)が、急速に、その影響力を増大してきた。
善意や好意など、「精神の満足」を目的として人々が活動する経済である。

 このマネタリー経済とボランタリー経済の融合の流れは、市場においては、すでに現実の
動きとなっている。
 では、この「融合経済」への流れは、現実の企業活動において、どのような形で起こって
いるのか。

 一つが、企業の社会的責任(corporate social responsibility)の潮流。
 もう一つが、社会起業家(social entrepreneur)の潮流である。

 すなわち、CSRの潮流とは、ある意味で、マネタリー経済がボランタリー経済を取り入れて
いく動きであり、社会起業家の潮流とは、逆に、ボランタリー経済がマネタリー経済を取り
入れていく動きに他ならない。
 もう少し具体的に言えば、CSRの潮流とは、「営利企業」が、利益追求だけを目的にする
のではなく、「社会貢献」を重視していく動きであり、社会起業家の潮流とは、逆に、
「非営利組織」が、その社会貢献の事業を長期的に継続していくために、その事業そのもの
から「利益」を生み出していく動きである。
 すなわち、CSRと社会起業家という二つの潮流は、いずれも、企業や組織のレベルで見る
ならば、これまで対立的なものと考えられてきた「利益追求」と「社会貢献」を統合して
いく動きに他ならない。


◎すでに「社会的企業」を体現していた日本型経営


 「企業の目的とは何か」や「経営者の任務とは何か」という議論は、理念のレベルでの
「神学論争」をするよりも、むしろ、現実の企業の動きによって、一つの答えが生まれつつ
ある。
 なぜなら、いま、世界の資本主義の最先端において、「利益追求」と「社会貢献」を統合
した、新たな企業像が生まれているからである。
 それは、何か。

 「社会的企業」(social enterprise)である。
 すなわち、いま、CSRと社会起業家という動きが世界中に広がっていくに従って、単なる
「営利企業」でもなく、単なる「非営利組織」でもない、社会貢献のために事業を行い、
その事業を継続していくために、その事業から自立に必要な利益を上げていく「社会的企業」
と呼ばれる企業像が生まれているのである。
 そして、こうした企業像は、「社会起業家」すなわち、社会貢献を目的として新たな事業
を立ち上げる人材像と、丁度、コインの裏表のような動きとなっている。

 しかし、こうした「社会的企業」や「社会起業家」という企業像や人材像を語ると、日本人
の多くは、やはり、不思議な感覚を覚えるのではないだろうか。
 なぜなら、先ほど日本型経営のところで述べたように、日本人の勤労者の多くは、実は、
企業の究極の目的は「社会貢献」であると思っているからである。むしろ、自分の働いている
企業を、「利益を上げることを究極の目的とした営利企業」であると思って働いている人々は、
少数派であろう。
 例えば、この国においては、「あなたの企業は、どのような企業ですか」と聞くならば、
どのような企業の社員であっても、その多くが「我々の企業は、これこれの事業を通じて
社会に貢献する企業です」と答える。


 その背景には、日本人独特の「企業観」がある。
 「企業は、本業を通じて社会に貢献する」という企業観である。
 すなわち、我が国においては、「利益追求の営利企業」と「社会貢献の非営利組織」という
二項対立的な捉え方は、あまり存在していない。
 むしろ、日本人の企業観は、すでに遥か以前から「社会貢献」と「利益追求」を統合した
「社会的企業」のビジョンを先取りしたものであった。いま世界の資本主義がめざし始めた
「社会的企業」のビジョンを、日本という国は、すでに体現していたのである。

-----

引用が長くなってしまったが、「目に見えない資本⇒コトの価値創造」への対価で成立する
ビジネスモデルへの挑戦も、こんなカタチで少しずつでも目を向けられてくるのかなと感じ
我々の取り組みはねばり強く地道でも継続していかなくっちゃ!と改めて決意を強くできた。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

FJC.N公開講座@福祉住環境コーディネーターネットワーク

第9回 FJC.N公開講座

主催:福祉住環境コーディネーターネットワーク


はる が村上先生の講演の合間に『運動あそび』の実践をお手伝いさせてもらいます。
その後、私が【笑足ねっと】の概要と関連をちょっぴり説明する機会があります。

-----
↓案内チラシより

≪基調講演≫
「長寿社会と工学技術」
~やさしい生活環境のために情報電子技術ができること~

講師:村上 肇 教授 (新潟工科大学 情報電子工学科)

 健康で長生きしたいのはみんなの願いです。そして、工学技術を積極的に使うことで、
よりよい生活を送ることが可能になってきています。そのような「生体医工学」と呼ばれる
分野の考え方や生活の中で身近な例などを紹介していきます。


日時:2009年8月29日(土) 13:30-15:00頃 (開場 12:30)

場所:柏崎エネルギーホール

入場無料 (一般の方のご参加も大歓迎)


後援:新潟県、柏崎市、刈羽村、(福)新潟県社会福祉協議会(福)柏崎市社会福祉協議会
   新潟工科大学新潟産業大学


連絡先:柏崎地区事務局 (株)イシザカ 内 TEL:0257-23-2151

-----

柏崎地区事務局の石坂 社長と(【笑足ねっと】の会員さんにも協力いただき進めている)
共同研究(動的バランス測定器の開発 等)をしている村上先生よりお声掛けいただき、
連携させてもらうコトになりました。

『運動あそび』の魅力を関連の方々に直接お伝えできるチャンスに感謝し、多くの参加者に
実践を通して、自分らしく愉しむ実感を持ってもらえればと考えています。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

【イノベーション・グラント】2009年第2期:募集

イノベーション・グラント

★応募期限:2009年9月15日(火)
★主催:NPO法人 ETIC.

-----
↓ETIC. 案内メールより:

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●フロンティアを切り拓いてきたベンチャー経営者との
            コラボレーションで社会に新しくコトを起こす!!

  ━━ 社会課題の解決に挑む協働プロジェクト・事業を募集 ━━
         イノベーション・グラント2009

 ~事業コラボ、資金、起業家メンター等をフル活用したステージ・アップ~
------------------------------------------------------------------------------
主催:NPO法人ETIC. 
パートナー:スリープログループ,イデアインターナショナル,ピースマインド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                        http://www.i-grant.jp/

イノベーション・グラントとは、志と情熱を持ち、社会の現場・前線で課題解決
に挑み続ける社会起業家・NPOが、フロンティアを切り拓いてきたベンチャー経
営者とともに、新たな社会イノベーションを仕掛ける創発プラットフォームです。

志の高いベンチャー経営者が提供するビジネスインフラ、ノウハウ、ネットワー
ク、資金を駆使し、将来を担う若手社会起業家・NPOが、社会を変えるプロジェ
クトの創造に挑戦する場です。

●イノベーション・グラント特徴
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
                   http://www.i-grant.jp/what.html
【1】社会起業家・ベンチャー経営者による経営支援・メンタリング

ゼロから創業し、影響力のあるビジネスを育ててきたベンチャー企業経営者が、
メンター(応援者・支援者)役となり、事業戦略を強化、起業家としての成長の支
援をします。

【2】 ビジネス連携とイノベーションの創出
        (新たなプロジェクト創出、異分野コラボレーションなど)

ベンチャー企業経営者・有志で集った社員とのコミュニケーションを通じて企業
を巻き込みながら、また社会起業家同士も繋がることで、新規協働事業・プロ
ジェクトを創造し、社会課題に挑む組織・プロジェクトを加速します。

【3】 事業・プロジェクトに資金提供
資金の獲得によりステージアップが望める事業・プロジェクトには、1件につ
き、資金提供を行います。
※東京都イノベーション創出助成金の申請支援の資金調達もサポートします。

●エントリー・応募方法
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
                    http://www.i-grant.jp/offer.html
・応募対象
 NPO法人・株式会社・LLC・任意団体など法人格は問いません。
 スタートアップ部門、イノベーション部門の両部門で募集しています
  
・応募期間(2009年第2期):2009年8月10日~9月15日(火)
 (2009年第3期の〆切は、1月中旬を予定しております。)

・応募方法
 下記のページより応募書類をダウンロードして応募してください
 http://www.i-grant.jp/offer.html#offer_about_link
 *応募〆切は9月15日(火)18時になります

●パートナー企業
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
                  http://www.i-grant.jp/partner.html
イノベーション・グラントの取り組みに共感し、ご参画いただいている企業・団
体です。パートナー企業は、経営者・社員が共感した団体との協働を行います。
協働先の課題の発見や目標の設定を行ないながら、それぞれの役割の中でサポー
トし、協働事業の実現に参画します。

・スリープログループ株式会社
                      http://www.threepro.co.jp/
スリープログループは、ITを始めとする成長市場の創造と人材育成支援を行う
『市場創造型人材サービス』を提供する会社です。市場が求めるサービスを提供
するだけでなく、市場を先読みし、潜在的ニーズを顕在化し、新しく生まれよう
とする市場そのものの創造を支援します。
※高野社長の想い → http://www.i-grant.jp/interview_2.html

・株式会社イデアインターナショナル
                       http://www.idea-in.com/
イデアインターナショナルは、「人々の生活を豊かにするライフスタイルカンパ
ニー」です。社会起業家・フェアトレード支援の「アグロナチュラ」、デザイナー
支援の「TAKUMI」プロジェクト、リサイクル材を原材料にし、障害者の方々の
創造性を引き出す「BONBONアクサリー」を手掛けた「YUENTO」などの
自社プロダクトブランドによる社会貢献性のある商品づくりを展開しています。
※橋本社長の想い → http://www.i-grant.jp/interview_1.html

・株式会社ピースマインド
                    http://www.peacemind.co.jp/
ピースマインドは、高度な専門性を生かしたメンタルヘルスサービスとカウンセ
リングの株式会社です。EAP(従業員支援プログラム)およびメンタルヘルス専門
のコンサルティング企業として、個人、組織をサポートする様々なサービスを展
開しています。
※荻原社長の想い → http://www.i-grant.jp/interview_3.html

■イノベーション・グラント 2009年 第1期(参加団体)
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
5月15日に〆切、3ヶ月間の選考期間を経て、パートナー企業3社と
今後連携を強化して、新しい社会変革を起こしていく3団体をご紹介します。

・農家のこせがれネットワーク(NPO法人申請中)代表理事 宮治 勇輔 氏
                         http://www.re-farm.jp/
農家プロダクション!生産からお客さんの口に届けるまでを農家が一貫して
プロデュース一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にする、
新しい農業標準づくり。

・NPO法人KOMPOSITION 代表理事 寺井 元一 氏
                         http://komposition.org/
「まちづくり」×「クリエイティブ」住人に新しい街づくりのアイディアを、
クリエイター、アーティストに生き生き活動する場を提供。

・株式会社K2インターナショナル 統括責任者 岩本 真実 氏
                        http://www.k2-inter.com/
にこまる【250】食堂 プロジェクト!250円であったかくて、おいしいごはんが
食べられる無店舗食堂を展開。安心できる食事を通して若者支援を社会運動化する。

●お問い合わせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イノベーション・グラント(事務局:NPO法人ETIC.)
 担当:佐々木・加勢・芳賀           http://www.i-grant.jp/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-5-7 APPLE OHMIビル4階
TEL:03-5784-2115 FAX:03-5784-2116 mail:info@i-grant.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ INNOVATION GRANT ━
またETIC.では、「イノベーション・グラント」以外にも
起業支援プログラムを実施しております。こちらもご覧いただければ幸いです。
http://www.etic.or.jp/incu/index.php

-----

 本プログラムでは社会起業・NPO×ベンチャー企業が協働を起こしていくこと
を目的としたプラットフォームを創出。

 その中で、企業によるあらゆるネットワーク(経営支援・資金提供・事業連携)
の提供を実施。

 ETIC.では、より多くの方々に今回のプログラムについて知っていただければ
とPRに力を入れており、私もお声掛けいただき協力させてもらいます。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年8月5日水曜日

社会起業家がもたらすもの@上越JC

創立45周年記念事業 分科会 ①【人財開発】
すべての人が笑顔でいられる地域を目指して! ~社会起業家がもたらすもの~

社団法人 上越青年会議所


私はパネラーの一人として、人財開発委員会 田中 一裕 委員長 よりお声掛けいただき
参加予定です!!

-----
↓案内チラシより

皆さんは社会起業家という言葉をご存じでしょうか?
近年注目を集めるこの言葉はビジネスの手法によって、社会の問題を解決したり、人々の
幸せを考え行動する人々を指します。本来は当たり前のこの考え方に、すべての人が笑顔
でいられる地域を創造する力があると我々は考えています。
社会起業家がもたらすものが如何なるものか。そしてそれが我々にも実践できるということを
社会起業家の第一人者でもあるNPO法人 ETIC.代表理事 宮城 治男 氏 よりお話しいただき
ます。当日はそれを実感できるプログラムも用意致しております。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。


日時:2009年8月29日(土) 9:30-11:55 (9:00~受付) 11:20-11:55…宮城 氏 名刺交換会

場所:上越市市民プラザ
   上越市土橋1914 TEL:025-527-3611

定員:80名 入場無料 (定員になり次第締め切り)

講師:NPO法人 ETIC. 代表理事 宮城 治男 氏


共催:財団法人 にいがた産業創造機構

後援:上越商工会議所


尚、分科会に参加するには事前の申し込みが必要です。
http://joetsujc.com

-----

【社会起業家】に対する認知度が拡がっていくきっかけにつなげられればと考え
積極的に協力させてもらいます。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年7月30日木曜日

創業人材育成事業事例集@日本商工会議所

創業塾・経営革新塾 平成20年度 中小企業庁補助事業 【創業人材育成事業事例集】
日本商工会議所

下記の内容で「平成20年度革新事例」として取り上げていただきました!

-----
↓日本商工会議所より冊子が届きましたので、内容を紹介させてもらいます。
p.66-73

■会社概要
会社名: 株式会社 笑足ねっと(わらかしねっと)
所在地: 新潟県柏崎市
代表者: 白川 正志 氏
業種: 健康増進支援サービス
商品・サービス:生きがい・健康体力づくり中心の運動あそび塾運営 等
設立: 平成19年4月創業
資本金: 300万円
従業員: 3名
ホームページ: http://www.warakashi.net


■既存事業の概要
~創業56年の精密機械メーカーの三代目が健康サービスに挑む~

 JR柏崎駅から徒歩10分、街の中心部にある複合ビルの1階、路面店という好立地にあるのが
「運動あそび塾“しらさん家(ち)”」。それを運営するのが社名もユニークな「笑足
(わらかし)ねっと」である。代表の白川氏は同社の経営と同時に、もともと祖父が創業した
精密機械メーカー白川製作所の社長でもあるのだ。白川製作所は創業以来56年間にわたって
培ってきた独自の技術を持ち、工作機械・産業機械部品の機械加工・ピストンリングの一次
加工などを主な事業としている。多品種少量生産体制とそれを支える高い生産技術、迅速な
納期と品質で信頼を得てきた。同氏は7年前に三代目の社長を継いだが、モノづくりだけでは
なく、地域に直接貢献できる事業に挑戦してみたいと常日頃から考えていた。環境変化に柔軟
に対応し、ヒトづくりとコトづくり、コミュニティづくりを通じて社会に貢献したいという
考えのもと、ウエルネス(健康増進)事業への進出を決意。「地元に密着した健康サービスを
提供していきたい」という想いから、一見関係が薄いように見える現在の精密機械事業
(白川製作所)と新事業である健康サービス(笑足ねっと)の二社の代表として双方の事業に取り
組んでいる。


■経営革新の動機
~下請けからの脱却、独自健康サービスでオンリーワンを目指す~

 白川氏は小さい頃から機械いじりが大好きな少年だった。学生時代はメカトロニクス
(ロボット研究)分野に進み、「人と協調するロボット」というテーマで研究に没頭。その後、
ロボット事業に関わりたくて大手機械メーカーに就職。しかし25歳の時、祖母が亡くなった
のを機に地元に戻る決断をした。
 「上二人が姉で、三番目にやっと生まれた長男が私。その私に、三代目としての一番の期待
をもってくれていたのが祖母だった」と思い出を語ってくれた。創業者である祖父の妻で
あった祖母。家業への愛着が深い祖母の期待に応えるのは孫である白川氏の必然だったのだ。
 大手メーカーを3年弱で退社し、地元に戻った同氏は父が経営する白川製作所に入社。精密
加工技術のいろはを学んでいた。4年ほど現場を経験したある日、現会長である父から「3年後
には社長を継いでほしい」と言われ、その後社長になったのが33歳。それからというもの経営
者として一生懸命働いてきた。しかし「発注元企業の好不況の波に大きく影響されること」や
「注文通りの製品を納めて終わり」という下請け的な仕事が多いことに危機感を持つように
なる。もちろんモノづくりの探求については今後も必要であるが、「これだけでいいのか」
「ほかに何かできないのか」との思いが強くなってきたのだ。モノづくり単体ではなく、モノ
を活用したり、組み合わせたり、周辺サービスを開発しながら世の中に貢献できないものかと
考えたのだ。
 そんなある日、福祉介護機器の研究会で介護施設を見学する機会があった。その現場で寝た
きり防止や転倒防止のためにリハビリテーションをするお年寄りの姿を見て同氏は驚いた。
「笑顔が少なく、ただ黙々と訓練をしているお年寄りを見ていて辛かったんです」とそのとき
の思いを表現してくれた。これを機に「もっと笑顔で健康づくりができないものか」、「喜ぶ
人の顔がみたい、人と人とをつなげていけるそんな仕事がしたい」と思ったのである。生き
がいになるような健康体力づくりの支援サービスに取り組みたい。地域の役に立ちたい。
これが経営革新のきっかけである。


■新規事業の概要
~子供からお年寄りまで愉しめる「運動遊び」の普及~

 白川製作所の精密機械加工技術を活かし、高齢者のリハビリに役立つような製品開発・
サービス開発に取り組む新事業。白川氏はこれを別会社として立ち上げることにしたのだ。
「社長の道楽としてではなく、社会貢献型のビジネスとして収支にもこだわりたかったから」
とその意図を語り、既存事業との相乗効果をねらいつつも、独立した事業としての体制を
整えたのだ。
 もともと技術力はあったが、福祉分野の製品開発は未経験。そこで、ある出会いをきっかけ
に商品開発とそのプロセス指導をする会社に知己を得、その会社と協力しながら新事業に取り
組み始めた。最初に開発したのが介護予防のための運動遊具。超ローテクで、いわゆる
“ロボット”とはちがうが「ばらんすてっぷ」というバランス運動器具を共同開発した。
一方で同氏は東欧で以前からトップアスリートの養成に利用されてきた“コーディネーション
トレーニング”に着目。運動能力を高め運動神経を鍛えるこのノウハウを、幼児から高齢者の
運動指導に活かすなど新事業に取り込んでいる。
 コンセプトは「子供からお年寄りの方まで愉しめる運動あそび」。これらの運動サポートと
レクリエーション事業を視野に入れ、平成19年4月、健康の仕組みづくりを企画・開発する企業
「笑足ねっと」を立ち上げ、「しらさん家」をオープンした。ここは遊びやゲームを取り
入れ、愉しみながら運動神経を強化する教室で、小学校くらいまでの子どもたちと高齢者を
対象にしている。みんなで遊び、笑いが自然に出る運動を「ばらんすてっぷ」などの運動遊具
を使って愉しく実践している。通常は「たのしむ」は「楽しむ」と書くが、同氏はあえて
「愉しむ」を使うこだわりの持ち主。その理由は「笑う」という言葉がポイント。笑いが自然
に出る・・・「愉快」にたのしむが込められているのだ。
 さらに、運動は一人ではなかなか続けられないという考えのもと、みんなで愉しむことを
大事にしている。体だけを鍛える「何回何セット、1日何分」など、数字や回数を目標にした
「頑張らなければいけない」というプログラムは作らない。仲間と愉しみながら、自分らしく
体力を維持・増進しながら健康に暮らすことを目指しているのだ。


■経営資源の補完方法
~白川製作所・笑足ねっと=“WRグループ”としての相乗効果~

 笑足ねっとは白川製作所と協力しながら“WRグループ”として事業を行っている。
“WR”とは「白川」を英語で表した“White River”。両社の共通の方向性は地域の人たちの
健康をサポートすること。同製作所が強みとする開発力・技術力(モノづくり)と同社の
企画力・運営力(コトづくり)が融合。地域の元気な高齢者・子供の心の豊かさと生きがい
づくりに取組んでいる。
 同社の開業資金は自己資金と銀行からの借入れを活用。またコトづくりに必要な「場」、
すなわち店舗については、ある会合で地域視察をしているときに探し当てた。衰退傾向にある
街中で閉館した映画館を見つけたのだ。スペース的にも立地的にも申し分なくすぐに契約。
映画館だっただけに防音工事も施されているので、わずかな内装工事だけで済むなど経済的な
メリットもあった。
 人に関しては、同グループで新卒を積極的に採用し、「人財」としてその育成に力を
入れる。採用された社員は「しらさん家」のウエルネスサポーターとして活躍してくれて
いる。同氏もビジネスコンセプトやネーミング等々、素晴らしいアイデアマンぶりを発揮して
いるが、実は社員の発想力・アイデアセンスが活かされている点も少なくない。温かみのある
店舗名の「しらさん家」は「知り合いのおうちに出かけているようにリラックスできる」こと
をイメージした「白川さんの家」から名付けたものだが、これも社員のアイデア。
 そしてビジネスパートナーの存在も大きい。なかでも前述した「ばらんすてっぷ」の開発の
協力先である東京のコンサルティング会社との出会いがなければ、運動遊具の開発にはふみ
きれなかったかも知れない。また新事業のPR活動では白川製作所でお世話になっている様々
な事業者との人脈を活用している。


■新規事業の現況
~「空間」「時間」「仲間」を共有するコーディネーショントレーニングの普及~

 現在、笑足ねっとの主な事業は、①ジュニアとシニアの運動遊び塾「しらさん家」の運営、
②高齢者向けの介護予防事業の支援活動、③学年活動や地域行事向けで学校等への出前教室
「親子で運動遊び」の展開、④デスクワーク主体企業向けに「“脳”率アップ出張サポート」
「メタボ対策からメンタルヘルスケア・組織の活性化支援まで」の4つ。
 「なかなか始められない、続けられない」という地域の人々のために「みんなで愉しむ」
ことを追求する同氏は“コーディネーショントレーニング ブロンズコーチ”、
“レクリエーション・インストラクター”、“健康・生きがいづくりアドバイザー”、
“高齢者体力つくり支援士(ドクター)”等々の様々な資格を自ら取得するなど同社の
ウエルネスマネージャーとして活躍中。週末中心ではあるが、仲間である社員と一緒に自分
自身も笑顔のつなぎ役として汗を流す。思いっきりカラダを動かせる「空間」とお互いに
過ごす「時間」、そして成長する「仲間」。これらを共有するサービスが同社の魅力だ。
 柏崎市は原子力発電所の存在や震災復興などで行政の支援策が充実している面も多く、地域
住民には「コミュニティサービスは無料のものを利用する」という感覚を持っている人も
いる。「しらさん家」から1分も離れない場所には地域の人に無料開放されたコミュニティ
スペースがあり、お茶も無料でゆっくりとおしゃべりができる。また日本海に面する当地域
では古くから水泳がさかんで、水泳教室に通う小さい子供たちも多い。「運動遊び」は水泳
教室に通うのと同じように「体を動かす習い事」や「同世代との交流で社会性を持たせる」
子育ての一つ。しかし年配の方には、無料のコミュニティとの違いや、健康増進のための
運動あそびのメリットをどう訴求していくかが今後の課題である。ジュニアとシニアが主要な
対象である同社の事業は、いきなり大きく飛躍するというものではなく、地域との共生の
なかで、その価値を徐々に広めていく性格のものなのだ。


■今後の事業展開と展望
~ハイテクとローテクの融合!“パーソナル感性ロボット”の開発~

 「しらさん家」では志を同じくする若いスタッフ3名が日々、さまざまなアイデアを駆使し
ながら運動あそびの実践にあたる。そのサービスの質の高さから、学校や企業などからの出前
教室の依頼が来始め、会員数も口コミを主体に増えつつある。今後について同氏は「今以上に
会員を増やすこと。そのためには多くの方々にコーディネーショントレーニングの良さを体験
してもらえるよう“きっかけづくり”をすること」だと語る。
 そして現在、柏崎での産学官連携にも取組んでいる。高齢者の健康維持・社会参加のため
新潟工科大学と共同で「動的バランス測定器」を開発中である。適切な歩行動作のためには
身体の筋肉を強化するだけでなく、転ばずに歩くバランス能力のトレーニングが必要だ。
そのためには訓練機器の開発が不可欠。また「運動の継続=習慣化」のカギとなる
「やる気度・元気アップ度」を計測するような製品や、そのヒトのココロを仲間で支え合う
「健康増進の感性をつなぐロボット(Wellness KANSEI Robotics)」づくりも視野に入れる。
実はこの“Wellness Robotics”への挑戦が“WR”グループに込められたもう一つの意味
なのだ。
 今後も「健康づくり」と「まちづくり」を組み合わせる“柏崎モデル”の実現に取り組み、
他地域にも横展開したいと考えている。ハイテクとローテクの融合、ココロとカラダの融合、
さまざまな価値をつなぎあわせていくことがビジネスチャンスにつながっていくと確信して
いるのだ。


■経営革新塾を受講して

 白川氏は平成16年に経営革新塾に参加した。「本当に強い企業として生き残っていくために
今何が必要なのか、現状を見つめ直すにはいい機会だった」と、既存事業から一歩踏み出す
きっかけになったと語る。10回の講座の中でも特に、中小企業の生命線である質の高い
アイデア発想法や、環境ビジネスの可能性などがヒントになったという。具体的な手法が
身につき、新しい事業分野を発見する近道となるこのような実践的な戦略立案ステップは
大いに役立った。「経営革新塾は、既存事業の見直しや、新事業への展開を考える人は必ず
受講した方がいい」と高く評価してくれた。


■経営革新を目指す方へのメッセージ

 ビジネスである以上は収益性・継続性は欠かせない。新事業を始める準備において、苦しい
状況に陥ることは日常茶飯事で順風満帆とはいかない。しかし「なりたい自分を明確にする
ことが夢を実現する第一歩」と白川氏は語る。「気持ちがぶれてはだめ。事業がうまくいくか
を考える時、考えれば考えるほど頭に浮かんでくるのはうまくいかないことばかり。それが
山積みになると事業を諦めざるをえない。必ず成し遂げようという“志”を忘れてはいけ
ない。いわゆる成功者と言われる人たちにも常に“志”を原動力としている」と何事も諦めず
前向きに挑戦していくことの大切さを語る。
 そしてもうひとつ「ソーシャルビジネス、社会性という視点をもって経営革新にあたって
欲しい」と付け加えてくれた。人を大切にする気持ち、地域を大事にすること。一企業では
何も出来ないと認識し、周囲の理解、地域社会の理解があってこそ、思い切って夢に向かって
挑戦できるのだ。


■商工会議所とのかかわり

 「笑足ねっと」の事業はまったくの異業種からの参入となる。そういった意味で商工会議所
との関わりは非常に大きかったようだ。
 経営革新塾に参加してビジネスプランを練り、いろいろな人の実体験を聞き、助言に耳を
傾けてきた。機会があるごとに商工会議所の経営指導員の方々から情報やアドバイスを
もらいながら「身近に相談できる」ことは、本当に心強かったという。「しらさん家」がある
建物は商工会議所に隣接しており、「いつでも相談やサポートが受けられるのがうれしい」と
語る。
 また毎月発行される会議所ニュースなどにはかかさず目を通し、経営に役立つ情報を常に
吸収しているという。同氏にとって商工会議所は、常に新しい情報提供をしてくれる身近な
存在なのだ。


■商工会議所からのコメント

 白川社長は(株)笑足ねっとを立ち上げる以前から、柏崎の産学官連携のリーダーとして活躍
されており、社長のお人柄から当所をはじめ幅広いネットワークをお持ちでした。このネット
ワークが、第二創業には大変重要な要素を占めていたと思います。
 事業展開をお考えの方にとって、経営革新塾はアイデア、ビジネスの可能性を探るなどの
何かしらのヒントを得ることができるはずです。
 商工会議所は、最新の中小企業施策・金融情報の提供や、経営の個別相談など、皆様の
「身近な相談相手」になれるよう努力しております。大いに役立てて下さい。
(柏崎商工会議所 吉原 千恵 氏)


■事例に学ぶ・ここがポイント

 ①新しい発想を生む「やわらかさ」、一貫した理念という思いの「強さ」
 白川氏はビジネスへのこだわりをキーワードで表現する。例えば「つながる+感じる+
愉しむ」の発想から「ばらんすてっぷ」が、そして「みんなで愉しむ+運動あそび」の発想
から「しらさん家」が生まれた。常に新しい発想で新しい時代に対応できるサービスを考えて
いる。「コトづくり」という表現を好む同氏は「道具と仕組みの組合せ」で地域の
「ヒトづくり」に役立ちたいと常に革新し続けている。笑足ねっとは、この「ヒトづくり」
「コトづくり」「コミュニティづくり」の3つが事業コンセプトであるが、同社の会社ロゴは
“笑”の字をモチーフに人が三人歩いているデザインであるが、これにも思いが詰まって
いる。①三人の色の違いは自分らしさという「ココロ」、②手をつないで歩く様子は、仲間・
空間・時間を共有する「コミュニティ」、③“笑”をモチーフにし、元気よく歩く「カラダ」
を表現する。そしてもう一つ、「“道をつくっていく”イメージがそこにはある」これを
教えてくれたのは採用面接で出会った今の社員。やわらか発想は同社に浸透しているのだ。
 やわらかな発想の一方で、同氏の生き方の“芯”にあるのが思いの強さ。「トップの一貫
した理念への挑戦」、「初期のリスクを突破していく覚悟」――。この言葉に秘められた
経営者としての“強さ”と“やわらかさ”の絶妙なバランス。これが地域貢献にこだわる同氏
の“社会起業家”としての道、ソーシャルビジネスへの道をつくっているのだ。

 ②みんなで愉しむという「笑顔」の追求と「感性ロボット」へのこだわり
 「みんなで生活に笑いを足す」これが笑足ねっとの由来である。そして「笑足」は、
「し・ら・か・わ」の組み合わせを変えた「わ・ら・か・し」と読む。地域のみなさんが生涯
自分の足で歩き、人に頼らずいつでも笑顔で外出できたらとの思いを込めた。白川氏は「笑顔
をつなぐ」コーディネート役として事業を進めるが、他のウェルネス産業との違いは「精密
機械加工のプロ」としての56年の歴史と「ロボットを愛する少年時代からの夢」。
 新事業を立ち上げて一番嬉しかったことはという問いに「お客様から直接“ありがとう”、
“楽しかった”と言ってもらえること」、そういってロボットが大好きだった少年の頃の面影
を見せる最高の笑顔で答えてくれた。「感性ロボットへの熱い思い」、「精密機械加工
技術」、「コーディネーショントレーニングのプロ」、この3点に有機的なつながりを
もたせることができるのは白川氏のキャリア以外にはない。今後の同社の事業のひろがりは、
笑顔のひろがりとともにあるようだ。


創業・経営革新事例集(平成20年度はまだアップされていません)
-----

2009/03/26(木)@【しらさん家】:取材に来ていただきました。

ライターさんの『質問力』にはいつも感心させられます。
お伝えしたかったコトはすべてぎっしり載せてもらっちゃった感じなので、今後の事業説明
の場面ではどんどん活用させてもらおうと考えています。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年7月9日木曜日

子どもの運動遊び 1:村田 トオル 著 <月刊 健康づくり>

月刊「健康づくり」楽しい フィットネス プログラム 『子どもの運動遊び 1』村田 トオル 著

財団法人 健康・体力づくり事業財団

-----
村田トオルの元気っず日記(^^♪
村田 トオル 健康運動指導士 (関西大学 非常勤講師)


☆運動遊びとは何か

運動遊びとは
1.神経系向上が期待できること
2.スポーツ活動の基礎的動作を含むこと
3.子どもが熱中し、自ら創意工夫すること
という3つの条件があるとお考えください。

さて、唐突に「遊び」という言葉がでてきました。
この言葉のイメージは大人の視点で見てみると
1.「無意味なもの」
2.「労働と相反するもの」
3.「ふまじめな活動」
ととられがちです。

一方で、遊びの研究者である山田 敏 氏は、遊びとは
1.「楽しいと感じること」
2.「活動そのものが目的であること」
3.「拘束されたり、強制されているという感じをもたないこと」
と定義しています。

何か結果を期待して行う活動ではなく、子どもが、いまこの瞬間、この場所で、自分から
したい! という内発的動機により意欲的に取り組む活動を示しています。非常にポジティブ
かつ、人生の中で重要な意味をもつ活動といえるでしょう。


☆なぜ運動遊びが必要なのか

いま、日本が抱える大きな社会問題の一つに子どもの体力低下があります。具体的には、親
世代と比べると、明らかに走る、跳ぶ、投げるという能力が低下しています。これらの能力
はスポーツ活動の基礎でもありますが、日常生活動作に直結する能力でもあります。また、
身体活動量の目安である日常歩行数も低下の一途をたどっています。文科省はこの原因として
「知育偏重による外遊びの軽視」
「遊びに不可欠な時間、空間、仲間の減少」
「日常的な子どもを不動にさせる環境」
などを挙げています。このまま低い水準での体力や活動量が続けば、国民医療費を圧迫する
メタボリックシンドロームや介護の問題を深刻化させることに難くありません。

子どもの体力低下はこのような「将来のため」という視点からだけではなく「いま起きて
いる現実」にもよくない影響を及ぼしています。


子どもの体力は、もはや“より速く・より高く・より遠く”という競技力重視の体力とは違い
いま直面している生活全般に強く影響を及ぼすものといえます。

遊びの定義「楽しいと感じること」とは、心の動きです。子どもが「楽しく」運動するとき
それは単なる身体移動ではないのです。


☆心が変わる、体力も変わる

注目すべきは子どもたちの心の変化です。私は子どもたちの変化を見て、体力テストをしな
くても体力が向上していることを確信しました。体力向上にかかわる意欲的な行動が目に見
えて表れてきたからです。

『心と体は一体』とよく表現されます。これからは指導やプログラム作成にあたって、心の
部分に着目するときがきているのではないでしょうか。

-----


『愉しむココロ』:運動あそび塾【しらさん家】では「楽しい」とはあまり表現せずに
『愉しむ』という使い方にこだわっている。

勝手なニュアンス・解釈だが
「楽」:ラク&受動的(楽しませてもらう)
「愉」:りっしんべん⇒ココロから&能動的((自ら)愉しむ)
と捉えている。


そのため各教室でのスタッフのかかわり方も「カリスマインストラクター」となり、みんな
をぐいぐい&どんどん引っ張っていく関係とはならないように取り組み続けている。

「ウエルネスサポーター&運動あそびサポーター」:あくまでもお一人おひとりの健康体力
づくりを支援する・支える&仲間・笑顔のつなぎ役としての「仕事」の価値創造への挑戦だ!

常に主役は参加されているみんなにあるコト(愉しむココロに着目)を徹底・共有できている
ポイントは、このスタンス=「指導」「指導者」という先生役との差異化にも表れている!
(だれも先生とは呼ばれない対等な関係づくりを…ササ・はる・こと・しら)

本文中の定義の一つ:「遊び」は「強制と感じないコト」⇒そう!納得…
「強制じゃない『みんなと一緒』感の追求」が【しらさん家】の永遠のテーマ!!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年7月6日月曜日

脳トレ神話にだまされるな:高田 明和 著 【脳活性≠脳機能↑】 その2

脳トレ神話にだまされるな:高田 明和 著 2009/06/10 角川グループパブリッシング


高田 明和 氏 (浜松医科大学 名誉教授・昭和女子大学 客員教授)

-----
↓本文より:

☆第四章 本当の脳トレは毎日の生活のなかにある

三、「脳を鍛えるための三つの習慣」

●正しい呼吸法がセロトニンを増やす

 呼吸も脳の活性化に関係しています。
 ゆっくり呼吸をすると、脳内のセロトニンが増えるということが知られています。禅でも、
ゆっくり呼吸するように厳しく指導されます。セロトニンが増えると感情が安定し、不安が
少なくなります。脳内のセロトニンを増やす薬が、うつ病の治療に使われるのはこのため
です。禅では、ゆっくり息を数えろと教えられます。これを数息観(すそくかん)といい、
坐禅を始めると最初に教えられます。

 日本では昔から長い呼吸が尊ばれました。宮中の歌会始のときなど、実にゆっくり和歌を
詠みます。ゆっくり和歌を詠むことで、呼吸を長くさせ、心を安定させたのです。


●腹筋の刺激が精神の安定につながる

 現代人は姿勢が悪いと言われますが、正しい姿勢は脳に刺激を与えることがわかって
います。
 私たちは、常に重力の影響下に生きています。まっすぐ座ったり、立ったりするためには
首、背骨、腰のまわりの筋肉を緊張させ、支える必要があります。これは無意識に行われて
います。このように常に緊張している筋肉とそれを骨につなぐ腱は、いつも刺激されて
います。
 この刺激は大脳、特に前頭前野に送られます。前頭前野は神経を集中させ、一つのことに
考えをまとめる能力、一つのことを成し遂げようとする能力を高めるのです。ですから、
姿勢を正すことが邪念にとらわれないために非常に大事になります。
 また、腹筋などを緊張させることも重要です。
 昔から「丹田(へその下10cmくらいの場所)を鍛えよ」とか「丹田で呼吸せよ」と言われて
きました。丹田が大事なのは、感情を安定させるために丹田が重要な役割を果たしているから
です。

-----

運動あそび塾【しらさん家】での教室では、お達者コースでもキンダー・ジュニアコースでも
ゆっくりの深い呼吸をはじめまたはおわりに取り入れていますが、これまで目的を明確には
伝えてきていなかったかなと今回気づきました。

この機会に高齢者にとって&子どもにとっての「自分自身の呼吸に意識を向ける意味&良い
姿勢」とその継続により、ココロとカラダに及ぼす効果・変化を実感できるようにサポート
できればと考えます。

THE ZEN (坐禅)とのコラボも1回きりにせずに継続していきたい!!と思います。
↓実績関連イベント情報
『親子体験会(坐禅+運動あそび)』について:(2009/02/24) e地域ナビ なんでも柏崎【健康づくりイベント】情報4


一方、「静」の呼吸とは反対に位置づけられると思われますが運動あそび塾【しらさん家】の
最大の特徴である『大笑い』『大声』が無意識に自然にでてしまう!(近所迷惑になりそうな
大音量も元映画館の遮音がバッチリ活かされ↑)各教室において、一人ではこんなに「はじけ
ないだろう?」という場面が多々あります。

これは仲間と一緒だからついそうなってしまっている感じですが、まさに自身が呼吸している
コトを意識しない「動」の大きな呼吸(短くなっちゃってそうですが)につながっているのかな
と捉えており、この「腹から笑う」「腹から声がでる」効果検証も進めていければと常々考え
ています。(コレもいっぱいストレス発散になってそうじゃ~ん…と⇒『笑いを科学する』)


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年7月3日金曜日

脳トレ神話にだまされるな:高田 明和 著 【脳活性≠脳機能↑】 その1

脳トレ神話にだまされるな:高田 明和 著 2009/06/10 角川グループパブリッシング


高田 明和 氏 (浜松医科大学 名誉教授・昭和女子大学 客員教授)

-----
↓本文より:

☆第四章 本当の脳トレは毎日の生活のなかにある

三、「脳を鍛えるための三つの習慣」

●脳細胞は何によって増えるか

 脳細胞が高齢になっても増えるということがわかると、さらに増やす刺激が探られました。
その結果、次の三つの要素が細胞の増殖を促進することがわかったのです。

 一つめは運動です。運動は海馬の細胞を増やすだけでなく、シナプスを増やす役割も担って
いるので、脳の刺激には非常に効果的です。

 二つめは、刺激のある環境で生活することです。動物などの場合には遊び道具があるところ
で生活させると、高齢になっても脳細胞が増えるということがわかっています。仲間と付き
合ったり、一緒に合唱をしたり、山歩きをしたりすることは、脳の活性化に非常によいと思わ
れます。

 三つめは、頭を使うことです。しかし、前にも述べたように嫌々やったり、苦しい過去を
思い出すようなことは逆効果です。楽しく頭を使うことが大事です。

 呆けを防ぐうえでもっとも効果がある趣味が、欧米ではチェス、日本では囲碁・将棋でしょ
うか。また、多人数でやるブリッジのようなトランプゲーム、日本ならばマージャンなどで
しょう。そのほかにも、読書、クロスワードパズルなどが呆けを防止するのに効果がありま
す。

 運動は、子どもの脳の機能の昂進にも役立ち、高齢者の呆けの防止にも役立つようです。
子どもでも大人でも運動することで、算数、読み方などの点数が上がります。これは運動能力
があるということとは関係ありません。体を動かすことが大事です。運動することで、脳由来
神経栄養因子(BDNF)が脳細胞を刺激すると考えられています。

 さらに大事なことは、激しい運動は必ずしも認知症を防がない、ときには認知症を引き起
こすということです。登山、自転車競走、階段を何回も上り下りするということは、認知症
を増やすと考えられています。

 一方、ダンス、家事、散歩、水泳などは、認知症を防ぐ効果があるという結果も出ていま
す。あまり激しい運動は逆効果で、家で簡単にできる運動、あるいは家事などでも脳が活性化
し、呆けを防ぐ効果があるということです。

-----

最近70歳前後の女性で、少し前までスポーツクラブ等でエアロビをされていた方が参加される
ようになりました。一度ご体験をされ、年相応の運動に切り替えていければというニーズに
フィットしたようで、継続して通ってみましょう!ということで新たな『運動あそび』への
スタートをきられます。

運動あそび塾【しらさん家】の『お達者コース』仲間のみなさんは70歳前後の年齢の方が中心
で、「一人ではなかなかできない・続けられない運動」を『みんなで愉しむ⇒笑顔つながり』
にこだわった内容をお一人おひとりがそれぞれご自分らしく愉しんでおられます。

著書のなかにある「運動・遊び」「仲間とのつきあい」「楽しく頭を使うこと」の要素が
【しらさん家】の『運動あそび』にはバランス良く取り込まれていると考えています。

これまで当社では「脳トレ」「認知症予防」というコトバを私が個人的にあまり好きでは
ないため、あまり使用してきていませんが、『脳を鍛えるためのコトづくり』としてみな
さんに伝わりやすい・一般的な表現だとすれば何らかの活用も検討していかなくっちゃ!
とこの本との出合いで少し柔軟になれそうかな…?といった感じです。
(一人のDSじゃなくて、「みんなと一緒⇒だからこそ!」を付け加えた「脳トレ」として)


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年6月29日月曜日

子どもにスポーツをさせるな:小林 信也 著 【心技体】 その3

子どもにスポーツをさせるな:小林 信也 著 2009/06/10 中央公論新社


小林 信也 氏 (スポーツライター)小林 信也の書斎

-----
↓本文より:

☆終章 大好きな気持ちを育てる

「大人たちが毒され、ずれてしまっている」

 プロスポーツが巨額の収入と結びつく時代になった。子どもがスポーツに取り組む目的
が、「健康増進」「心身の育成」「仲間づくり」だけでなく、「将来プロとして巨額の収入
を得るための英才教育」という明確な道筋を持つようにもなった。そんな中、各競技団体で
は、それぞれ熱心に「ジュニア育成プログラム」を展開している。

 その原点には競技を愛する純粋な思いがあると信じたいが、組織となり、運営・経営を担
う立場になると、そしてその競技に関わるビジネスを生業にすると、「競技の普及」「競技
人口の拡大」「人気獲得」は利益のための欲とも深く絡んでしまう。そうなると、ジュニア
の育成も、その子どもの将来のためではなく、ビジネス繁栄の要素にすぎなくなる。


 もう一度、スポーツはなぜ奨励されるのか、なぜ少年少女が取り組むべき貴い活動なのか
を、しっかり見つめ直す必要がある。それはお金のためだけではなく、一部の大人の利益の
ためでもないはずだ。



 「子どもが夢中になるのはお金のためじゃない」

 子どもたちは何のためにスポーツをするのか。社会はなぜスポーツを肯定的に支援するの
か、その原点や理念を根本に置く姿勢が見失われている。

 しかしそろそろ、原点に帰るときが来たのではないか。私たちは、「文武両道を求め、
スポーツを通して子どもの人格を磨く」という、本来の目的を片時も忘れてはいけないのだ。
たとえ目の前で勝ちたい試合が展開されていても、勝つ以上に自己を鍛える価値を優先する
のが、親の正しい姿勢だろう。

 スポーツという熱い分野、試合の興奮の中でそれを維持するのが容易でないことも私自身、
知っているが、それでもこの姿勢は守らなければならない。

 それを一瞬でも崩してしまえば、スポーツは積み重ねの利かない、ただの消費的娯楽と
なる。そして、子どもたちの心身を逆に蝕む方向に進み始めてしまうからだ。



☆おわりに

 観客さえも心臓が飛び出すくらいの緊張する場面で、最高のパフォーマンスを演じてのける
選手を突き動かすのは、言葉には表せない意志の力、身体の奥からわきあがってくる情熱と
意欲。それはまさに、「できる!」と感じて動く潜在的なエネルギーだ。そして、「自分と
の闘い」に勝つことで得られる成長と感動。それこそが、スポーツに取り組む目標であろう。
子どもたちにスポーツをやってほしいのは、こうしたことで得られる喜びに目覚めてほしい
からだ。そしてさらなる自分に出会うために、日々、日常生活から努力をしようと自発的に
感じて生きる姿勢を身につけてほしい。

 日本人は、そうした「内面の力」を内に秘めている。その力を育み、伸ばすことがスポーツ
に取り組む意義であろう。それが、目的を誤りかけているスポーツ界が本来、目指すべき道筋
だと信じている。最近は、身体より頭脳が大事だと考える価値観が世の中を支配している。
それはとんでもない誤解であり、おごった発想だと思う。人間の身体は、頭脳より遥かに
スピードが速く、行動力がある。しかも、研ぎ澄まされた身体は瞬時の判断を誤らない。

 頭脳の命令に支配され、身体の感性が鈍った大人ほど、理屈に支配され、理屈にだまされ
る。いまの日本社会の腐敗や混迷はその果てに起こった現象だと思う。

 私たちは真剣に、頭脳ではなく、身体で生きる習慣を磨き、身体でできる人間を目指さな
ければならない。

 子どもたちには、スポーツを通じて、そのような身体を磨き、感性を伸ばしてほしい。
大人の鈍った感覚で子どもの才能をつぶすのではなく、子どもの秘めている力の扉を開けて
あげる、その後押しをするのが親の務めだ。

-----

「スポーツとお金」「日本人・人間・習慣」「身体と感性」「子どもと大人」についての内容
が印象的だ。

運動あそび塾【しらさん家】も月会費(いわゆる月謝)で成り立つビジネスモデルであり、また
地域のミニバスケットボールのコーチングの場面でも、親との関係で難しいケースもあり、
考えさせられる機会となった。

スポーツ支援においては、ボランティアと料金を要するかかわりの線引きがまだまだ課題だと
感じているが、将来プロでお金を稼ぐための先行投資としてではなく、『人格を磨く=ヒトづくり』
への感性価値を認めていただいた対価によるソーシャルビジネスの確立に挑戦し続けたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年6月25日木曜日

子どもにスポーツをさせるな:小林 信也 著 【心技体】 その2

子どもにスポーツをさせるな:小林 信也 著 2009/06/10 中央公論新社


小林 信也 氏 (スポーツライター)小林 信也の書斎

-----
↓本文より:

☆第7章 子どものスポーツと生活習慣

「心底『好きだ』という気持ちを育む」


 2. 基本は「しっかりと立つ」、身体をひとつにする

 大地に根を張り、内面から湧き出す「本質的な力」で投げ、打ち、走る。
 しっかりと立ち、「身体をひとつにする」ことで生まれる本質的な力を基本にする。
 筋力(部分体)で出す力は弱い上に、相手に読まれやすい。部分体の力は呼吸が詰まり、
居着(いつ)きが生じる。腕に力を入れると、足が動かない、などの弊害がある。
 本質的な力とは「身体をひとつにする」ことでおのずと出る力だ。きちんと生活している
日本人なら、昔から普通に使っている力である。
 リラックスして「力を抜く」のではなく、「自然体」でプレーする。

 大人たちは頭で考えて身体を動かす習慣を身につけ、身体が本来持っている力を制約する
回路に支配されている。そうした大人が教えれば教えるほど、子どもたちは鈍った身体に
なる。
 一方、子どもたちの身体は敏感なので、まだ身体の感覚によって、理屈抜きに本来の力を
発揮できる。


 7. 「子どもの方がわかっている」

 大人の思い上がりを捨てて謙虚に取り組むことが、子どもをサポートする基本だと感じて
いる。
 子どもは「自然にできる能力」を持っている。子どもの身体感覚は、大人より遥かに優れ
ている。
 「やろう」と思えば「身体で自然にできる潜在能力」を、子どもは失わずに秘めている。
 大人は、頭の命令で動く癖をつけてしまっていて、身体が自由に動かなくなっている。
自分ができないから、子どもも「できない」「わからない」と思いがちだ。心技体の基本も、
大人の多くは頭で考えて「よくわからない」というかもしれない。しかし子どもたちにやら
せてみると、大半は理屈抜きにできる。その違いを謙虚に認める必要がある。
 親や大人はコーチというより伴走者。子どもへの敬意を持ち、謙虚に子どもから学ぶ姿勢
を忘れずに取り組む。「子どもの方が、わかっている」からだ。

-----

『好きこそコトの上手なれ』:運動あそび塾【しらさん家】のスタッフで共有しているコトバ
のひとつだ。

『遊び』の追求は、『好き=自分らしく愉しむ』をつなぐチカラだと捉えている。【自愉力】



【しらさん家】の運動あそび教室では、ジャグリング(お手玉)にみんなで挑戦する時間をほぼ
毎回つくっている。

あまり手とり足とりスタッフがかかわるコトはあえてしていない。ポイントを見て理解し、
『自分の身体感覚』につなげる経験=『できる』感動を積み重ねていってほしいとの願いも
ある。

教室なのに「教えないの?」と感じる場面もあるかもしれない…
『頭で考えての動き』をつい伝えてしまいがちだが、一人ひとりの自分らしい潜在能力を
「頭で考えるコトをはじめからは教えない」かかわり方でいかに引き出していけるかに
こだわってみたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年6月22日月曜日

子どもにスポーツをさせるな:小林 信也 著 【心技体】 その1

子どもにスポーツをさせるな:小林 信也 著 2009/06/10 中央公論新社


小林 信也 氏 (スポーツライター)小林 信也の書斎

-----
↓本文より:

☆第7章 子どものスポーツと生活習慣

「日本には、心技体を鍛える生活習慣があった」

 さらに希望を抱いたのは宇城師範から、「日本人の生活習慣には武術の要素が根付いてる」
と教えられ、実感してからだ。正座、お辞儀、座って食事をする、正しく箸を使う、正しく
鉛筆を持つ、雑巾掛け、等々、これら当たり前の行動で身体がひとつになり(心技体が一致し)
自然と姿勢が身につき、筋力に頼らない「本質的な力」が出る。武術を学ぶ基本は生活の中に
ある。日常こそが修行の場と実感して勇気を感じた。これならば子どもと一緒に毎日、取り組
める。

 かつての多くの日本人は、歳を重ねるごとに姿勢がしゃんとし、かくしゃくとしていた。
しかし、その後、生活様式がすっかり欧米化し、日本人がずっと受け継いできた日常の鍛練は
失われてきた。大半の日本人はもう、「日常の習慣が心技体の基礎作りと深くつながる」と
いうことに、気づきもしなくなったのではないか。

 残念ながら、アメリカは戦時中に気がついていた。研究に携わった当事者が証言している。
自分たちにない日本人の心の強さ、そして、アメリカにとって「脅威の的」である精神文化
を破壊する意図をもって、日本に対し、様々な施策を講じた。生活の欧米化もその一環と言
われている。


 子どもたちは無垢な可能性を秘めている。正しい姿勢を教え、文武両道を体感させ、実践を
重ねたら、きっと将来、日本を元気にする人材になるだろう。


宇城 憲治 師範 :ウィキペディア (Wikipedia)

-----
健康づくりにかかわる者にとって、衝撃的なタイトルですが「スポーツそのもの」を否定して
いるのではなく、子どもたちをとりまく「スポーツをする『環境』づくり(大人とのかかわり・
商業ベースへの偏り・地域による限られた選択肢)」に警鐘を鳴らしている内容だと捉えている。


【しらさん家】では「運動あそび教室」のはじめとおわりには『あいさつ・片付け:礼儀』と
『呼吸法(鼻呼吸):心・集中』にこだわって取組んでいる。

まだまだ「姿勢の良さ」という点では、これからのところもあるが日常の生活習慣の積み重ね
として、しつこく継続していきたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年6月19日金曜日

【NEC社会起業塾】第8期:参加団体募集

NEC社会起業塾

★エントリー期限:2009年7月1日(水)
★主催:NPO法人 ETIC.

-----
↓ETIC. サイトより:

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□ 想いからはじまった「活動」を「事業」にする半年間 ■□

   ~~ NEC社会起業塾 第8期新規参加団体募集 ~~
           http://www.etic.or.jp/svip/

  主催:NPO法人ETIC./オフィシャルパートナー:NEC・横浜市

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 NEC社会起業塾では、問題解決を事業として進めていく事業型NPO・
 社会貢献型企業を、半年間に渡って総合的に支援していきます。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【1】支援プログラム   ~事業を加速させる半年間~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ・プロフェッショナルとともに行う事業戦略ブラッシュアップ
 ・事業拡大のための顧客・事業パートナーの紹介
 ・インターンシップをはじめとする人材コーディネート
 ・プロジェクト推進奨励金とPCの提供
 ・メディアへのPR支援

    ↓↓さらに詳しい内容はコチラ↓↓
   http://www.etic.or.jp/svip/about.html

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【2】募集概要    ~社会を変える起業家を募集~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ≪対象となる事業≫
  ・社会的問題の解決を目的としている事業
  ・継続的に実施し、拡大することを志向する事業
  ・IT技術やウェブサービスなどを活用することが想定されている事業

 ≪エントリー資格≫
  ・中心メンバーが35歳以下であること
  ・事業、もしくは事業に向けた準備がすでに進んでいること

  ※居住地域は問いませんが、都内で実施する発表会などのための
   交通費は、支援金からの出費をお願いします。

 ≪エントリー期限≫
  2009年7月1日(水)

    ↓↓さらに詳しい内容はコチラ↓↓
   http://www.etic.or.jp/svip/apply.html

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【3】これまでの参加者  ~こんな方々が参加しています~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ●NPO法人フローレンス 代表 駒崎弘樹 
  http://www.florence.or.jp/
(医療と保育を融合した新サービスによって子育て家庭をサポートする事業)

 ●NPO法人かものはしプロジェクト 代表 村田早耶香
http://www.kamonohashi-project.net/
  (カンボジアの子ども買春問題を解決するためのIT職業訓練学校設立事業)

 ●NPO法人音の羽根 理事長 馬渡徹郎
  http://otohane.net/
  (「音楽」×「IT」で新たな社会貢献のカタチを創造する事業)

 ●NPOコトバノアトリエ 代表 山本繁
  http://www.kotolier.org/
  (ニート・ひきこもりの就業問題解決のための事業)

 ●ケアプロ株式会社 代表取締役社長 川添高志
  http://carepro.co.jp/
  (1分血液検査を通して、定期検診の機会がない人の健康増進を図る事業)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【4】エントリーはコチラ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 このNEC社会起業塾によって、事業をさらにステップアップしたいと考
 える方は、以下のページの募集要項をよくお読みになった上、フォーマッ
 トをダウンロードしていただき、7月1日(水)までに、
 incu@etic.or.jpまでお送りください。
 >> http://www.etic.or.jp/svip/apply.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 NEC社会起業塾 http://www.etic.or.jp/svip/
主催:NPO法人ETIC. / オフィシャルパートナー:NEC・横浜市
----------------------------------------------------------------------
お問合せ -> incu@etic.or.jp / 03-5784-2115(担当:石塚・佐々木)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

-----

中心メンバーが35歳以下というエントリー資格のため当社の事業での挑戦は難しいところ!
(昨年度応募してみましたが、残念ながら×でした)

これまでの参加者はNHKをはじめ各メディアにも登場する機会が明らかに増え、この社会起業
塾への応募が事業の発展への相乗効果となっていったコトでしょう!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年6月16日火曜日

つなげる力:藤原 和博 著 【情報編集力】 その3

つなげる力(ちから):藤原 和博 著 2008/09/15 文藝春秋

【情報編集力】


藤原 和博 氏 (東京学芸大学客員教授 大阪府知事特別顧問 前杉並区立和田中学校校長)
藤原 和博 の よのなかnet

-----
↓本文より:

☆第4章 情報編集力のテクニック

「負の体験をおそれるな!」

 とくに、お母さんたちに言っておきたいことがある。
 「負」の体験をおそれるな!ということだ。
 読者は、「上手くいったこと」と「上手くいかず失敗したこと」のどちらが、あなた自身
を成長させたとおもうだろうか。
 たいていの人は、「失敗」からより多くを学んだはずだ。にもかかわらず、たいていの大人
は、子どもに失敗させないように先回りして条件を整えてしまう。
 はっきりいうが、ずっと居心地がよければ、子どもは大人になれないだろう。
 成長の機会というものは常に試練とともにあるからだ。
 年中エアコンのある部屋で育てたら、発汗作用や体温調節機能に重大なダメージが加わる。


 状況の変化に応じて持てるものを組み合わせ、力を発揮しなければならない成熟社会では
「情報編集力」が大事になってくるのだ。
 「負」の体験のない場所で育つはずはなかろう。
 人は誰だって傷つくことが怖い。大人だってそうだ。だからといって、ずっと「事なかれ
主義」では行き詰ってしまう。
 子どもたちには、小さな失敗や失望をくり返して少しずつ力をつけ、たくさんの自分物語
を生み出していってほしいと思う。



「テレビとケータイから逃れる」

 まだまだ、家庭でできることはある。テレビとケータイへの警告も発しておこう。
 家庭生活の中心にテレビを置くこと、小中学生にケータイを買ってあげること。
 この二つには十分注意してもらいたい。もし子どもがテレビやケータイ中毒にかかって
しまえば、間違いなく「集中力」にダメージを受けるからだ。


 いっぽう、テレビを見る時間を制限し、ケータイを自ら制限して使えるコントロール能力
を身につけたなら、それは人生をマネジメントする力にもつながっていく。
 「情報編集力」のベースになるのは、なんでも足して加えていくことではなく、むしろ
いらない要素を引いて減らしていって、いま大事なことのみに集中すること。
 テレビとケータイという便利なメディアは、この「集中力」という、子どもの頃に養えば
一生の財産になるものを奪うリスクをはらむのだ。
 「集中力」と「バランス感覚」は、子どもの頃に獲得させるべき、最も大事な能力では
ないかと思う。
 この二つはともに、よく遊ぶことで身につく副次的な能力でもある。
-----

柏崎市で取り組んでいる小中学生向けの「いきいきゲーム」という国別対抗のトレーディング
ゲームがある。

私は進行及び国連役としてかかわる機会を得ているが、そのゲームのはじめに3つの約束が
あり、その一番目が『失敗おめでとう!』だ。

成功の反対は失敗ではなく、『何もしないこと』…う~ん・大人たちにも伝えたい!!


また、『得意をいかそう』で4つの能力を振り返る一番目『自分で考え、(自分で)行動する』
【主体性】も部活や委員会活動でいきない「自主的に…」「リーダーシップを発揮しろ」と
言われても難しい。

でも【遊び】の場面ではどうだろうか?
やはり子どもの時から画面上のバーチャル世界だけではなく、ヒトと遊ぶ=直接肌で接し&
感じる機会・体験が重要だと考えるし、子どもたちの成長ぶりからも確信しているところだ。

子ども向け各コース(通常)


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年6月15日月曜日

つなげる力:藤原 和博 著 【情報編集力】 その2

つなげる力(ちから):藤原 和博 著 2008/09/15 文藝春秋

【情報編集力】


藤原 和博 氏 (東京学芸大学客員教授 大阪府知事特別顧問 前杉並区立和田中学校校長)
藤原 和博 の よのなかnet

-----
↓本文より:

☆第4章 情報編集力のテクニック

「子どもたちのバランス感覚の危機」

 サッカーでボールを蹴ったら骨が折れた。転ぶときに手をつけられず、顔から転んで大けが
した。こうした、子どもたちの身体感覚のバランスの悪さについては、学校関係者には常々
報告される。
 コンクリートで埋め尽くされた都会には、安心して転べる土の空き地や芝のグラウンドは
ないから、思いっきり転ぶ機会は昔と比べて極端に少ない。また、道路がアスファルトで舗装
されているから、小さな子を転ばせないようにと、いきおい母親は手を引いて育てる。
 そうした物理的な環境の変化もあると思う。
 しかし、それより重大な変化は、世の中がチョー便利社会を指向して、環境に対してほとん
ど働きかけずともほしいものが手に入ってしまうシステムになってしまったことだろう。


 こうして子どもたちは、体のバランス感覚だけでなく、人間としてのバランス感覚にも
ダメージを受け続ける。自分と他人とのバランス感覚も、自分と世界とのバランス感覚も。
 放っておけば、いつまでも自分と世界とを関係づけることができないまま、見た目、カラダ
だけは大人になってゆく。



 だから、いま、「バランス感覚」を意識することがあらためて大事なのだと思う。
 自分の体をコントロールする感覚。地面やボールなどの道具との関係を保つチカラ。他者と
体をぶつける感覚。声がけによって自分の位置を知らせたり、なにかを受け渡してもらう技術。
自分の働きが他人に及ぼす影響。手や足や身体と世界との良好な関係の結び方について。
 こうしたことが、古くて新しい課題になってきた。
 カラダに養われたその感覚は、物理的なことだけではなく、対人関係などの精神的な
(スピリチュアルな)バランス感覚を豊かにする拠り所にもなるだろうから。
-----


運動あそび塾【しらさん家】では教室のはじめまたはおわりに、キンダーコースでは継ぎ足で
静止(かかととつま先をくっつけて立つ状態)、ジュニアコースでは片足立ちを目を閉じて毎回
必ず左右両方数秒間ずつ継続する実践をしている。

また、深呼吸の場面でも自分自身の呼吸に意識を向ける機会として、禅の要素・丹田腹式呼吸
につながるサポートを取り入れている。

こうした取り組みは直接的なカラダの『バランス能力』を向上・成長させる目的ももちろん
あるが、自分自身のココロ(スピリチュアル)・集中力への気づきが、自分の存在と他人との
関係づくりにもつながっていくコトを少しずつでも伝えていければと考えている。


夏休み特別短期コース

■あそびまくり5日間コース
  A 7/27(月)・28(火)・29(水)・30(木)・31(金) 10:00~12:00

■おためし2日間コース
  B 8/3(月)・4(火)  C 8/17(月)・18(火) 10:00~12:00

においても多くの子どもたちに自分のココロとカラダに向き合う・見つめる体験づくりへの
支援をしていきます。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年6月12日金曜日

つなげる力:藤原 和博 著 【情報編集力】 その1

つなげる力(ちから):藤原 和博 著 2008/09/15 文藝春秋

【情報編集力】


藤原 和博 氏 (東京学芸大学客員教授 大阪府知事特別顧問 前杉並区立和田中学校校長)
藤原 和博 の よのなかnet

-----
↓本文より:

☆第3章 正解のない問題に取り組む

『情報処理力』:読み書きソロバンに代表されるように、脳のメモリーの中にたくさんの正解
パターンを詰め込んでいくと高まる能力

『情報編集力』:過去の経験や知識、技術のすべてを組み合わせ、正解が一つとは限らない
問題に対して状況に応じた納得解を導くチカラ ⇒ 成熟社会には大事になる。



☆第4章 情報編集力のテクニック

「家庭では何ができるのか」

 自分の子に「情報編集力」をつけてあげるためには、家庭内では何ができるのか、という
話をしておこう。
 よく、幼児や小学生のうちに何をしておかなければならないかという質問をしてくる親が
いる。たぶん、漢字や計算練習とか英語とか、あらゆる早期教育をイメージして聞いてくる
のだとは思う。
 が、私なら迷わず「遊ぶこと」だと答えるだろう。
 10歳までは間違いなく、「遊ぶこと」から圧倒的に多くのことを学ぶ。自分の来し方を振
り返れば、誰だって納得がいくはずだ。
 じつは、私にはそれ以降、中高生はもちろん大人になっても「遊ぶこと」からより多くの
学びを得ているのではないか、という実感もある。


 大人になってから、関係性に強い人、つまり、何と何が意外にも上手く「つながる」かに
ついて、イマジネーションがあふれるように出てくる人に共通するのは、子どもの頃、よく
遊んでいたことだ。


 遊びでは、予期せぬ状況の出現や予期せぬ出逢いが連続して起こる。


 こんなふうに「遊び」は、「多様で」、「複雑で」、「変化が激しい」。


 つねに、やってみなければわからない要素が強く、無限の修正をかけなければ、あっという
間につまらなくなる。遊びそのものが「予定調和」とはほど遠く、したがって「正解主義」で
通せるはずもなく、本質的に「修正主義」にならざるを得ない。だから、いい。
 成熟社会を生き抜く技術が、すべて隠されているからだ。 
-----

運動あそび塾【しらさん家】と全国展開されている体育教室や体操教室との違いはココかも
しれない?

予測の部分も多いが、跳び箱、鉄棒、なわとび、マット運動等ができるようになるサポートを
めざす場面(学校の体育でみんなと一緒・人並みには!)ではメニュー・プログラムが固定化
され、おそらくある程度結果が要求されているため大部分がマニュアルに基づいた運営で、
効率化(なるべく早く難易度の高いなるべく多くのできる種目を)が図られていることだろう。

【しらさん家】の基本は「鬼ごっこ」と「(相手との・仲間での)ボール運動」⇒『遊び』で、
子ども達の提案によるルール変更も頻繁だ。
教室においてほとんどの時間が自分以外のヒトとのかかわりの中で展開されている点が大きな
特徴だと考えている。


夏休みには小学生向けの企画で
~自分たちでやり遂げる3日間!~「お友達と野外調理にチャレンジ」を開催!!

まさに人生はじめての経験をどう切り抜けるか⇒みんなのこれまでの体験を「つなげる
チカラ」が問われる場面が、どう子どもたちの成長につながっていくか期待がふくらみます。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年5月30日土曜日

スポーツの課題をまとめる!-完璧なリスク管理は可能?

朝日新聞 社説 2009/05/27(水)

【スポーツ庁構想】 すそ野広げた議論尽くせ

-----
↓記事より:

 スポーツにかかわる行政は文部科学省や厚生労働省など多数にまたがる。これをまとめて
「スポーツ庁」を新設してはどうかという議論が、政府の教育再生懇談会で進められている。

 再生懇委員の1人で北京五輪の陸上銅メダリストの朝原宣治さんは、こう提案した。
「スポーツ行政を一元的に推進するため、国主導の専門機関の設置を検討してほしい」

 これに応えて麻生首相は「スポーツの問題はいろんな省庁にまたがっている。まとめるの
は一つの考え方だ」と前向きな姿勢を見せた。

 確かに窓口は多い。学校体育や競技スポーツは文科省、障害者スポーツは厚労省が担当
する。企業スポーツは経済産業省、スポーツ公園の整備は国土交通省といった具合である。

 これには歴史的な経緯がある。日本では、スポーツは「知育・徳育・体育」の中の一つと
見なされ、教育の一環とされてきた。だが障害者スポーツなど、教育の枠組みでは捕らえき
れぬ側面が増えてきた。大きな方向性を持った行政が不在のまま、スポーツの多様化が進ん
できた。

 そんな中、スポーツの現場はいま大きく揺らいでいる。少子化と教員の高齢化で小、中学
校の部活動は先細り傾向にある。子供の体力低下も著しい。企業スポーツは深刻な経済危機
下で、部の廃止が相次いでいる。


 今年に入り、「『スポーツ立国』ニッポン」を再生懇のテーマに、と求めたのも麻生氏。
「青少年や高齢者のスポーツ支援」なども課題には入れているが、軸足は選手強化の方に
ある。


 だが今の日本を考えれば、日々の暮らしの中にあるスポーツをより豊かにするという点に
こそ価値を置きたい。

 子供の体力低下にどう歯止めをかけるか。医療費抑制の観点から、生涯スポーツの普及も
大事だ。カヌーが盛んな町もあれば、町ぐるみで柔道に取り組むところもある。個性ある多
様なスポーツ文化を支えるという発想もあっていい。

 議論の結果、一元化が必要であるというなら検討すればよい。まずスポーツ庁ありきでは
なく、私たちの身近にあるスポーツをどうはぐくむか、という広い視野から考えたい。
-----


教育再生懇談会

第四次報告 p.35-40 「『スポーツ立国』ニッポン」関連参考資料 2009/05/28(木)

参考データでは、我々が着目している「総合型地域スポーツクラブ」や「青少年の自然体験
活動」の課題も取り上げられています。


社説で指摘されているスポーツに関するそれぞれの取組みが、各省庁で役割分担されている
弊害について、今回【しらさん家】での悲しいお別れとあわせて考えてみました。

学校体育や競技スポーツ:文部科学省
障害者スポーツ:厚生労働省
企業スポーツ:経済産業省
スポーツ公園の整備:国土交通省

この障害者スポーツの部分も運動あそび塾【しらさん家】では担ってきました。
先日高齢者向けの教室に参加されていた方が亡くなられました。全盲の方でした。

我々スタッフも試行錯誤でサポート体制やメニューのアレンジの工夫を積み重ねて基本的に
は、『みんなと一緒の運動あそび』の実践にこだわってきました。

そして亡くなられる前の週にはしばらくお休みされていた教室に参加され、仲間のみんなと
握手をして励まし合う【しらさん家】だからこその感動の場面となったようでした。

しかし結果的にコレが最後のお別れとなり、ご本人も何か感じるところがありごあいさつに
いっておかねばと足を運ぶチカラになっていたのかもしれまん。

ご家族にとっては午前に自宅で倒れて病院でその日の夕方に息をひきとってしまうという現
実は交通死亡事故のように心の準備・整理が難しいところで、ろくな看病もできずにと無念
さばかりが頭に浮かんでしまうかと想像されます。

でも時間の経過とともに冷静に振り返られるようになると、人生における80歳前後での生涯
のとじ方としては、まさに「ピンピンコロリ」の逝き方と捉えるコトができます。

【しらさん家】では「健康寿命の延伸」へのお役立ちが大きな役割と考えており、お別れの
場面に際して、寝たきりの期間はなるべく少なく人生を全うする・生き切る支援を継続して
いく意義を再確認できました。

また、健康体力づくり支援サービスの価値を認めていただき、料金負担とリスクに対する自
己責任を了承してもらい自ら参加されているからこそできたカラダの不自由な方とみんなと
の触れ合いだったと考えています。行政サービスでは難しい取組みではないでしょうか?

我々の存在価値(民間だからできる)はこんなところにもあるコトをどんどん発信していきます!!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年5月20日水曜日

【社会的企業】正当な対価払い育成しよう

朝日新聞 オピニオン面 私の視点 2009/05/20(水)

【社会的企業】 正当な対価払い育成しよう

-----
↓記事より:

鈴木 正明 上席主任研究員
日本政策金融公庫総合研究所

 少子高齢化やコミュニティーの弱体化などの変化を背景に、子育て支援の整備や地域経済
の活性化など社会的な課題が次々と生まれている。多様な課題を行政だけで解決するのは難
しい。注目されているのが「社会的企業」だ。

 社会的企業とは、事業活動を通じて社会的課題の解決を目指す組織だ。営利企業のように
利益の最大化を追求するのでなく、事業活動で収入を獲得するという点で寄付や補助金に依
存する従来型の非営利組織とも異なる。中間的な組織なのである。

 社会的企業への期待の高まりは欧米も同様だ。英国では80年代から小さな政府への移行を
進めた結果、公共サービスの質が低下。社会的企業の活用で「世界水準の公共サービス」の
提供を図ってきた。

 行政は画一的公共サービスの大量提供に優れているが、社会的企業は個別事情に応じたき
め細かな公共サービスの提供が得意だ。両者の協働が課題の解決を促すとの観点から、英国
政府は社会的企業を政策実施のパートナーとして公共サービスの民間発注(委託事業)を積極
的に進めている。委託事業の入札では、社会的企業からの提案が重視され、そのアイデアの
活用でサービスの質を高めている。



 日本では、社会的企業に対する委託事業の発注を通じた協働がそれほど進んでいない。協
働を促すには、現在の委託事業の仕組みを改善していく必要がある。

 例えば、委託事業の事業費は一般的に後払いだ。収入に先行する支出を賄うつなぎ資金が
調達できないため委託事業を受けられない社会的企業は少なくない。一部の自治体は先払い
や分割払いを取り入れているが、そんな仕組みを広げていくことが期待される。


 委託事業が単年度発注であることも改善すべきだ。英国では、社会的企業の経営が安定す
るよう、複数年にわたり事業を発注することが政府の優先事項に挙げられている。日本でも
予算制度の制約はあるものの、複数年の契約を増やしていくべきだろう。
-----

当社の場合、『介護予防教室事業』がこれに該当する。

新年度の春から行政で行う「生活機能健診」の結果、主に「特定高齢者」とされた対象者へ
教室参加を働きかける手順のため、『介護予防教室』のスタートは秋以降となる。

現時点(新年度の春)で事業の受託契約ができない状況(年度計画を示せない)なのは、記事に
ある資金調達の面で苦戦する企業そのものだ。

さらにまさに事業費は後払いで、3ヶ月の教室終了後1ヶ月以内に請求し、その後1ヶ月以内
に支払われる現状だ。(民間企業間の手形決済よりは短期間だが…教室開始からは5ヶ月後だ)

一部の自治体で取り入れている先払いや分割払い&複数年契約の動きがあることを今回知り
柏崎市でも会田市長にコンタクトをとって直談判してみようかな!と勇気が湧いてきた!!
(その一部の自治体が対象にしている事業が何なのか裏付けが必要?調べてみなくっちゃね)


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年5月19日火曜日

【柏崎抄】出張サービス:一般家庭にも対象を広げ!

柏崎日報 【柏崎抄】2009/05/18(月)

下記の内容で取り上げていただきました!

-----
▲市内東本町一の柏崎信用金庫本店隣に「笑足(わらかし)ねっと・しらさん家(ち)」がある。
「ジュニアとシニアの運動遊び塾」で、スタッフの名刺には「コーディネーショントレー
ニングによる生きがい・健康体力づくり支援サービス」とある。最近、事業所への出張サー
ビスも行っており、先週初めて一般家庭にも対象を広げた。

▲所は市内上田尻のある家庭。参加していたのはご近所の顔見知りの男女十人ばかり。全員
が七十歳を超えた人たちとお見受けした。当日の指導員は前澤美春さんで、保健体育の中高
教員免許を持っている。前澤さんの明るい大きなかけ声で運動開始。まずは右手と左手に違
う動作を行わせ、かけ声とともに逆にするトレーニング。簡単と思っていたらその間に拍手
を入れるように指示が出て、それから“混乱”が始まった。

▲動作の中に拍手を入れることで脳の働きが初期にリセットされてしまうらしい。自分も一
緒になってやっているうちに「こんなはずでは」の思いで焦ってしまった。動作の一つ一つ
は実に簡単なのだが、左右の切り替えは年齢とともに思うようにはいかなくなるようだ。
みんなから笑い声が出る。できないと自然に笑い声がでるようになるのだという。

▲輪を作って手ぬぐいを隣に渡していく団体トレーニングは、隣同士のきずなも生む。こう
したトレーニングを導入すれば、たとえば新たなコミュニティーを築いていかなければなら
ない復興公営住宅の入居者でも、すぐに顔なじみになるのではと思った。団体の催しなら、
場を和やかにする余興代わりになる。家庭では心身の健康に役立ちそう。子どもからお年寄
りまで年齢に関係なく楽しめる。所要時間二、三十分だ。

(山)
-----

山田 社長から体験&取材(5/14(木))⇒記事にしていただきました。ありがとうございます。

はやり はる(前澤) の大きな「かけ声&笑い声」は印象的なよう!!
【笑顔つながり】の役割には、大切な能力ですからね!

でも先に はる がわざと笑っているのではなく、誰かの笑いにつられてどんどんみんなに
広がっていってしまう⇒【運動あそび(COT)の魅力】いつもやっぱりすごいなと感じます。

復興公営住宅向けの支援は我々も提案できればと考えていたところで何らかのカタチで
お役立ちにぜひぜひつなげていきたい!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年5月12日火曜日

社会起業家 新しい働き方を育てよう

朝日新聞 社説 2009/05/11(月)

【社会起業家】 新しい働き方を育てよう

-----
↓記事より:

 もうけ第一、成長優先でやってきたひずみが社会のあちこちに出ている。しかし、それを
是正すべき行政はお役所仕事で非効率だし、しゃくし定規でかゆいところに手が届かない。

 そんな問題を解決しようと試みているのが、社会起業家とか社会的企業と呼ばれる存在で
ある。

 欧米では80年代から始まっていた。世界を股にかけ、貧困や戦争被害などに取り組んで
いる。バングラデシュで貧しい女性に少額のお金を融資して自立を促すグラミン銀行がノー
ベル平和賞を受け、社会起業家の存在が広く知られるようになった。日本でも、そんな取り
組みが広がってきた。


■福祉を採算にのせる

 福祉のような仕事を、企業らしい創意工夫や効率のよさで採算ベースにのせるのが、社会
起業家の新しい点だ。採算にのるから事業を広げやすく、サービスを受けられる人も増える。

 日本資本主義の父、渋沢栄一は「論語と算盤(そろばん)」を人に説いた。事業採算と社
会貢献を両立させる考え方は、日本に古くからあった。

 いきなり社会起業家になるのは難しい。夢や善意や忍耐だけでは務まらない。NPOは全
国に3万6千以上あるが、採算がとれているものは少ない。


■サラリーマンも変わる

 会社の周辺に社会貢献できる問題を見つけ、事業に取り込む。そこで大事なのは、問題を
発見し、解決する能力だ。こうした力は、あらゆる職場で求められている。働きながらスキ
ルを磨き、人脈を増やしてから、いずれ起業するのもいいだろう。

 若者の間には、競争に明け暮れる社会から逃れたいという意識もあろう。それでも、社会
起業家の出現は社会の「復元力」の表れだと考えたい。彼らは日本が築き上げた豊かさの申
し子なのだ。

 戦後の成長を支えたのは、企業社会にどっぷりつかった「会社人間」だった。それが崩れ
て久しい。新しい生き方・働き方が育つよう応援したい。


■本当の豊かさへつなぐ

 社会起業家が必ずといっていいほど苦労するのが、行政の無理解だ。貧しい人を食いもの
にするような「貧困ビジネス」が増え、まともな社会的企業との区別が難しい事情もあるだ
ろう。

 しかし、彼らを行政の縄張りを荒らす侵入者とみる傾向が根強いからでもある。そうでは
なく、行政の手の届かない問題を効率よく解決するパートナーとして受け入れ、いまある制
度や規制の問題点を洗い出し、改革する力を生かさなければいけない。

 既成の枠組みに守られた人々は、この新参者を排除せず、むしろ自分たちも変わっていく
契機にしてほしい。

 物質的には世界有数の豊かさを獲得した日本で、さまざまなシステムが制度疲労を起こし
ている。それを解決し次の経済社会の姿を見つけることが、本当の豊かさにつながるはずだ。
-----

「ココロの豊かさ=笑顔つながり」という目に見えない『コト』にお金を払う・買う!こと
には、大きな抵抗があるのは仕方がないでしょう!

だから今までは「生きがいづくり」は、地域・行政が担ってきた分野なのかもしれない?

これからは民間による「より良く生きるサポート=新しい感性価値」を買ってもいいかな!
という選択肢も求められてくると確信しており、まだまだ我々の「つなぎ役=働き方」を
もっともっと伝え続けていかねばと…考えている。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年5月11日月曜日

特集:子どもの体力・運動能力を高める

月刊「健康づくり」特集:子どもの体力・運動能力を高める
今回この記事に触れ、「子どもにおける『運動遊び』と生活習慣との関連」について考えてみました!

財団法人 健康・体力づくり事業財団

-----
深代 千之 教授 (東京大学大学院 総合文化研究科)

知育偏重から文武両道へ
遊びを通じて子どもの“得意”分野を見つけよう


○子どもを運動好きに導くには、何をすべきか?

 テレビゲーム等の屋内遊びの普及や地域の安全が崩壊した現代では、子どもが自然に
遊び回ることが少なくなりましたから、親や先生が子どもを遊びに連れ出して、様々な
体験をさせてみる必要があります。

 大切なのは親が一緒に遊ぶことです。コーチや先生に任せきりではいけません。特別
な場所に行かなくても、近所の土手でもリビングでもできる遊びがたくさんあります。
親が日常生活の中でできる遊びの引き出しをできるだけ多くもっておき、子どもに活動
的で多様な体験をさせてあげてください。

 特に、脳の発達が著しく、話も理解できる5~6歳の時期は、器用さを身につける適期
です。繰り返しの中で動きのパターンを脳に記憶させること、そのパターンの数を増や
すことが、運動の上達につながります。


○運動嫌いの子どもにはどんなアプローチが効果的?

 本来、子どもは身体を動かして遊ぶことが大好きで、生まれつきの運動嫌いはいませ
ん。右利きの人の左手が不器用なのは、単に使っていないからと同じで、運動が苦手と
いうのは、経験がなく得意なことを見つけていないだけなのです。決して親や先生が「
この子は運動がダメだ」と決めつけてはいけません。

 子どもをおもしろがらせたら勝ちです。嫌がることを強制せずに、楽しく遊ぶこと。
そして、ほかの子と比べずに、その子自身の上達をほめてあげてください。うまくなれ
ばうれしくてまたやりたくなり、自然に運動技術も体力もついてきます。
-----

-----
◎子どものころからの 正しい生活習慣が大事

 日本学術会議は平成20年8月、「出生前・子どものときからの生活習慣病対策」と題
する提言を発表した。医学の進歩により、現在問題となっている大人の生活習慣病の大
きな要因として、胎児期や子ども時代の栄養異常が指摘されていることから、提言では
若年女性のやせ、低出生体重児、肥満児などに警鐘を鳴らしている。

 この中で運動に関しては、「身体活動の機会を増やす体制づくり」を提唱している。
文科省や自治体などは、単に運動の「場」をつくることだけでなく、幼稚園や保育園で
の外遊びを増やしたり、地域や学校に多種多様な運動部を創設したり、総合型地域スポ
ーツクラブを設置して、子どもたちが参加しやすい体制をつくるなど、実際に体を動か
す機会を増やす努力をすべきだとしている。

 東京大学大学院の深代千之教授は、「運動で適度に疲れて、集中して勉強すれば、食
事もおいしく、ぐっすり眠れて、朝すっきり目覚める」と述べており、体を動かすこと
をきっかけに正しい生活習慣が身につくと訴えている。


◎運動の苦手な子も大丈夫 NPOの運動スクール

 子どもに運動を好きになってもらうこと、子どもが状況に合わせて自分の体を動かす
「コーディネーション能力」(=五感からの情報を脳で処理し、神経を伝わって筋肉を
動かすという運動プロセスを行う能力)を身につけること、などを目標に活動している
総合型地域スポーツクラブもある。


◎運動の習慣化に向けて 運動する価値を見直す

 子どもの体力や運動能力の低下は、運動習慣の減少が最大の要因の一つだが、その背
後には、親や学校、社会が「知」を優先し、「体」を後回しにする知育偏重の意識とい
う、一朝一夕には解決しがたい根深い問題もある。

 しかし、体を動かすことは体力の向上だけでなく、脳の活性化、肥満防止、活動的で
気持ちのよい生活を得られるなどさまざまなメリットがある。子どもの体力・運動能力
を高める価値をいま一度見直す視点、取り組みが求められいる。
-----

まさに当社の事業がめざしている取り組みがそのまま表現されていて内容にびっくりす
るとともに、我々の感じた課題解決の方向性を認めていただいている印象で非常に勇気
づけられ喜んでいるところ。

ますます多くの方々へ様々な機会(親子COT出前教室の依頼も増えてきており)を通して
バシバシ情報発信しながらどんどん体験してもらえるようにつなげていきたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年5月9日土曜日

ETIC. 社会起業・NPO×ベンチャー協働支援プログラム

社会を変えるプロジェクト・事業を募集 イノベーション・グラント2009

★応募期間(2009年第1期):2009年4月3日(金)~5月15(金)
★主催:NPO法人 ETIC.

-----
↓INNOVATION GRANT サイトより:

【ETIC.】社会起業・NPO×ベンチャー協働支援プログラムのご案内


                    2009年3回募集(第1期〆切5月15日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●フロンティアを切り拓いてきたベンチャー経営者と
               連携しソーシャルビジネスを創造する!
  ┌――――――――――――――――――――――――――――――─┐
    社会を変えるプロジェクト・事業を募集
                  イノベーション・グラント2009

   ~事業コラボの機会・資金(最大100万円)・起業家メンター等を提供~
  └――─――――――――――――――――――――――――――──┘
------------------------------------------------------------------------------
主催:NPO法人ETIC.
パートナー:スリープログループ・イデアインターナショナル・ピースマインド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                         http://www.i-grant.jp/

イノベーション・グラントとは、次世代の社会起業家が、フロンティアを切り拓い
てきたベンチャー経営者とともに、新たな社会イノベーションを仕掛ける創発プラ
ットフォームです。

フロンティアを切り拓いてきたベンチャー経営者が、各社のビジネスインフラや
ネットワーク・資金などを持ち寄り、社会の現場の課題・ニーズに対峙しつ挑む
若き社会起業家たちと繋がることで、この場から新たな協働事業・プロジェクト等
が生み出されています。

●イノベーション・グラント特徴
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
                     http://www.i-grant.jp/what.html
【1】社会起業家・ベンチャー経営者による経営支援・メンタリング

ゼロから創業し、影響力のあるビジネスを育ててきたベンチャー企業経営者が、
メンター役となり、事業戦略を強化、起業家としての成長の支援をします。

【2】 ビジネス連携とイノベーションの創出
          (新たなプロジェクト創出、異分野コラボレーションなど)

独自のビジネスモデルやネットワーク・資金などの経営資源を持つベンチャー企業
や社会起業家同士が相互に繋がることで、新たな事業・プロジェクト・協働を生み
出します。

【3】 事業・プロジェクトにつき最大100万円の資金提供

資金の獲得によりステージアップが望める事業・プロジェクトには、1件につき、
最大100万円までの資金提供を行います。
※別途、東京都イノベーション創出助成金の申請支援の資金調達もサポートします。

●エントリー・応募方法
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
                     http://www.i-grant.jp/offer.html
■応募対象
 NPO法人・株式会社・LLC・任意団体など法人格は問いません。
 スタートアップ部門、イノベーション部門の両部門で募集しています

■応募期間(2009年第1期):2009年4月3日~5月15日(金)
 (2009年第2期の〆切は、7月末を予定しております。)

■応募方法
 下記のページより応募書類をダウンロードして応募してください
 http://www.i-grant.jp/offer.html#offer_about_link
 *応募〆切は5月15日(金)18時になります

●パートナー企業
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
                   http://www.i-grant.jp/partner.html
イノベーション・グラントの取り組むに共感し、ご参画いただいている企業・団体
です。パートナー企業には、経営者・社員が共感した団体との協働を行っていきます。
協業先の課題の発見や目標の設定を行ないながら、それぞれの役割の中でサポート
と協働を行っていきます。

★イノベーション・パートナー:
 スリープログループ株式会社・ http://www.threepro.co.jp/
 株式会社イデアインターナショナル・ http://www.idea-in.com/
 株式会社ピースマインド・http://www.peacemind.co.jp/

★メディア・パートナー
 株式会社ファクトリアル・http://www.fact-real.com/


●昨年からの支援・連携事例
……………………………‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥‥……………………………
■製品開発連携
 -エイズ孤児支援NGO・PLAS & ゆいまーるハミングバーズ
                   × イデアインターナショナル株式会社

モンゴルの孤児支援の「ゆいまーるハミングバーズ」、アフリカエイズ孤児支援の
「PLAS」と、ライフスタイル商品を中心としたメーカーであり東京ミッドタウン
や表参道ヒルズなどに直営店を持ち、ハンズ、ロフトなどに販路を持つイデア社が
連携し、新ブランド“YUENTO”においてオリジナル「マイ箸」の商品化。
売り上げの一部を、活動に充てるモデルを実現。

■経営支援・顧客第一号として参画
 -マイファーム × スリープログループ株式会社

既存ビジネスの価値の再定義・プロセスの再構築を得意とするスリープログループの
高野研社長がメンターとして経営戦略策定支援を行なう。当初のプランの展開シナリ
オをブラッシュアップし生まれた、企業向け貸し農園事業。スリープログループが
第一号企業向け貸し農園として参画し「スリープロファーム」をスタート。

■「 事業化 」・支援
 -日本視覚障害者サッカー協会 × イノベーション・グラント

不可能とされていた、障害者スポーツ支援団体の事業化に対して、事業家に向けた
スタートアップ資金と事業化支援を実施。その資金を元に事務局長の松崎氏が専任に
なり、都内に事務所を開設をする。営業活動やアライアンスが増え、
現在はさらなる有給スタッフも参画、2009年は視覚障害者サッカーのアジア大会の
誘致に成功。グラントの資金により事業化をした。


●お問い合わせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イノベーション・グラント(事務局:NPO法人ETIC.)
 担当:佐々木 加勢                http://www.i-grant.jp/
--------------------------------------------------------------------------------
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-5-7 APPLE OHMIビル4階
TEL:03-5784-2115 FAX:03-5784-2116 mail:info@i-grant.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ INNOVATION GRANT━

-----


地方発のソーシャルビジネスも地域間を越えてコラボしていける・つながっていくと
少しずつですが日本を変えていく大きなチカラとなっていくかなと感じます。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年4月28日火曜日

「予防」とは?

月刊「健康づくり」人生80年時代に必要とされる「予防」とは [高齢者の介護予防 第1回]
連載スタートに触れ「予防」について考えてみました!

財団法人 健康・体力づくり事業財団

-----
大渕 修一 室長 (東京都老人総合研究所 介護予防緊急対策室)

≪「予防」(=主なターゲット)の歴史≫
人生40年時代[~明治・大正・昭和初期]…感染症
人生60年時代[戦後~昭和初期]…生活習慣病(脳卒中、心疾患、悪性新生物)
人生80年時代[平成~]…認知機能・身体機能(加齢に伴う心身機能低下)
          ⇒単に長生きではなく、元気で長生きするコト

2006年度から介護保険制度において介護予防サービス事業を創設

市町村の責任において、生活機能の維持・向上のための介護予防事業
(全高齢者を対象とした「一般高齢者施策」および、よりハイリスク者
のための「特定高齢者施策」)を実施

『人生80年時代に必要とされる予防=介護予防』
-----

-----
中高年からの介護予防読本-すばらしい「老い」を求めて- (2005年2月発行)
編集・発行:東京都福祉保健局 高齢社会対策部 介護保険課 より

中年期:
「生活習慣病」の予防
○ガン ○心臓病 ○脳卒中 ○糖尿病

高齢期:
「老年症候群」の予防
○生活機能 ○転倒・骨折 ○尿失禁 ○認知症、うつ
○低栄養 ○足のトラブル ○口腔ケア

老年症候群とは高齢者特有にあらわれ、必ずしも疾病という訳ではありませんが
しかし「生活機能(ADL)」を損ね、日々の「生活の質(QOL)」を低下させるような
状態をいいます。
-----

「介護予防」というネーミングは以前からあまり好きではないため、私の中では
行政の施策における場面でのみ使用するようにこだわっています。

マイナス面を防ぐ志向ではなく、プラス面に着目して「より良く生きるため」の
取組みが結果的に予防につながる展開を推進していきたいと考えます。

捉え方の違いだけかもしれませんが、一人ひとりの『何のために』というココロ・
姿勢・心構えが、仲間とつながる・支え合える関係性が大切なように日々感じます。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年4月9日木曜日

趣味で柏崎改造計画!@柏崎JC

『趣味で柏崎改造計画!』社団法人 柏崎青年会議所 4月公開例会

桑山 理事長のブログでの報告⇒モチベート!

江口 歩 代表 お笑い集団 NAMARA
講演:「見方一つで、自分の人生が激変!!」
~私はこうした江口流、新潟の愛し方~


私は柏崎青年工業クラブのメンバーというカタチで参加させてもらい
2004年から色々と練り込んでいる【歩人駅(ほっとターミナル)構想】+
【ビーチウォーキングプロジェクト】を発表する機会をいただきました


-----
『趣味で柏崎改造ミーティング』
テーマ:『俺ならこーする!柏崎 みんなでどうする?柏崎』

◎スポーツA グループ(私が所属し、プレゼンをさせてもらった)
 タイトル:『燃せ(もせ)脂肪!!燃すな(もすな)油』
「徒歩の日常」+「二輪の祭典」の二本柱で構成

歩く生活+自転車イベントを低炭素社会の実現・エコロジーにもこじつけ!


【歩人駅(ほっとターミナル)構想】:『まちに歩いて買い物に行こう!』
☆歩数計データを地元商店街でポイント還元する地域通貨のような仕組み
 により、「健康づくり」と「まちづくり」を組合せる


【ビーチウォーキングプロジェクト】
☆いつも裸足で気持ち良く歩ける日本一きれいな「ビーチウォーキングコース」

☆隣接する「夕陽の見える足湯場」でウォーキング後の癒しタイム

☆日本一きれいな砂浜をめざす⇒「ビーチパトロールロボット」【感性ロボット】
:砂浜に捨てられたゴミを清掃するロボットではなく、ヒトがゴミを
 捨てようとすると「ちょっと!待った~!!」と止めるロボット
:そしてヒトが「なんだコノヤロー!ロボットのくせに」と感じない
 「はい!わかりました!!やっぱり持ち帰らなくっちゃね」と素直に
 なれる・納得できる…そんなヒトのココロ・気持ちへアプローチ
:さらにココだけは常に絶対ゴミがないので、「捨てる気になれない」
 という空間にしたて上げ⇒継続するシステムに
-----

環境省 エコ・アクション・ポイントとの組合せも模索したいところ

また、ポイントつながりでは

-----
◎まちづくり グループ
 タイトル:『笑顔だで~(DAY)』
 8月25日:ハッピーニコニコの日
【笑顔ポイント】の提案!
-----

笑顔がポイント化できれば、まさに当社のための企画だ!?
と感じ、コレは同じ志の方との出会いにもつながるなとこの
企画に感謝!!
ぜひ夢の発表だけに終わらせずに自分から動いて、今回の
アイデアを一つ以上カタチにしていく連携を確立するぞ!
と決意!!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年4月6日月曜日

社会人基礎力育成・評価システム開発

委託先の公募結果経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室

平成21年度「体系的な社会人基礎力育成・評価システム開発・実証事業」

↓2009年3月31日(火) 採択大学のお知らせ より
-----
 平成21年1月16日(金)から2月19日(木)までの期間をもって公募を行ったところ
期間内に28件の応募がありました。
 応募内容について、外部有識者による評価を踏まえ、厳正な審査を行った結果
以下の12件の応募者を採択することを決定いたしましたので、お知らせします。

新潟工科大学
(当社との連携を含めた内容での事業計画で)
-----

社会人基礎力
○前に踏み出す力(アクション):主体性・働きかけ力・実行力
○考え抜く力(シンキング):課題発見力・計画力・創造力
○チームで働く力(チームワーク):発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力

【しらさん家】でも子ども達に身に付けてもらいたいチカラの一番は
◎主体性:「自分で考え、自分で行動する習慣力」だと捉えて
取り組んでいます。


↓事業計画 より
-----
 本事業は地域産業界に貢献できる「NIIT人間力」を備えた実践的ものづくり
技術者を育成することを目的とする。

「NIIT人間力」:
○挑戦力(アクション)
 ・高い目標に向ってチャレンジする行動力
 ・失敗を恐れず、トライ&エラーの積み重ねと努力の精神

○創造力(シンキング)
 ・既成概念にとらわれない発想
 ・課題を発見し、新しい解決方法を考える力

○コミュニケーション力(チームワーク)
 ・説得力⇒説明スキルと知識をもつこと
 ・傾聴力⇒相手の話を聞くことができる
 ・理解判断力⇒相手の話を理解し、判断できる
 ・情報活用力⇒パソコンやインターネットを活用することができる
 ・トータルコミュニケーション力⇒読み、書き、対話すること


実践型学習における育成・評価プログラムの開発・実証

☆課題内容
【課題名:運動遊具の開発】
 日本人の生活習慣の変化や高齢者の増加等により、近年、糖尿病等の
生活習慣病の有病者・予備軍が増加しており、生活習慣病を原因とする
死亡は、全体の約3分の1にものぼると推計されています。生活習慣病
は、一人一人が、バランスの取れた食生活、適度な運動習慣を身に付け
ることにより予防可能であり、気軽に運動に取り組める楽しい運動遊具
が求められております。本学と産官学連携により、共同研究を進めてい
るキガックでは動的バランス測定について取り組んでおり、このノウハ
ウを生かして、新たな運動遊具の開発を課題とするものである。

☆課題を与える企業等
○柏崎市
 ・事業概要
   地方行政
○株式会社 笑足ねっと
 ・事業概要
   『コーディネーショントレーニング』による運動能力の維持・向上
   を支援するシステムの開発を中心に、個人性に適合した生きがい・
   健康体力づくりの継続的なサポート

☆参加学生及びチーム編成
 工学部2年生 40人定員
 1チーム4人程度として10チームの編成とする
 構成は2年生を学科に偏りの無いようチームを構成させる
-----

10月第4週にはワンデイインターンシップ①として、当社の見学・体験
が予定されています。

また、12月から1月にかけて試作品の製作と実証・試験がプログラムされて
いて、【しらさん家】の会員さんにご協力いただく場面もありそうです。

私自身がサポートする場面では、ヒトとヒトとのつながりを創り出す
視点を強調させてもらおうと考えています。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年2月19日木曜日

「ソーシャルビジネス」55選

地域で社会的課題を解決し、安定的・継続的な雇用も創出
日本を代表する「ソーシャルビジネス」55選


-----
公表:2009.2.17(火)
経済産業省では、社会的課題を解決するビジネスとして、また、
地域における安定的かつ継続的な雇用創出の受け皿として期待
が高まる「ソーシャルビジネス」を支援しています。
この度、同ビジネスを地域で実践するための処方箋の提供及び
活動自体の認知度向上を目的に、全国から先進的事例を公募し、
今回55の日本を代表する取組を選定しました。
-----


ソーシャルビジネスのロゴマークの作成について

-----
公表:2009.2.17(火)
ソーシャルビジネスの支援策を強化するため、ソーシャルビジ
ネスのロゴマークを作成しました。
ソーシャルビジネス関係のイベントや資料等で広く活用し、ソ
ーシャルビジネスへの国民の関心を高めて参ります。
-----

☆担当:経済産業省 地域経済産業グループ 立地環境整備課


広島県広島市のNPO法人 コーチズ「笑顔と健康を!」の取り
組みは高齢者向けにおいては当社とほとんど同じ印象です。

「ガンバルーン」「ガンバルーン体操」「座・ソーラン」等の
ネーミングやオリジナルプログラムの開発・ブランド化を
【ばらんすてっぷ】や【ばらんすもう大会】の展開で(こちら
は主に子ども向けですが)参考にさせてもらおうと思います。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年2月11日水曜日

小学生初心者チャレンジ大会

西山町総合型クラブ(仮称)設立に向けたプレイベント開催!!

初めての子ども達にもチャレンジできる
多種目教室と楽しいゲーム大会

日時:2009年2月15日(日)13:00-17:30
場所:ラピカ(アリーナ)
対象:小学1年生~6年生
参加費:100円

内容:
バスケットボール:初心者教室&ゲーム大会
ソフトバレーボール:初心者教室&ゲーム大会
ティーボール:初心者教室&ゲーム大会
運動あそび:鬼ごっこ&ドッジビーゲーム大会

↑参加者全員が4種目すべてにチャレンジ!!


主催:西山町総合型クラブ(仮称)設立準備委員会
共催:柏崎市教育委員会
後援:西山町地域協議会


-----
↓案内文より

子どもは単一のスポーツばかりを練習するよりも、外で元気よく
様々な遊びをすることでたくさんの動きを体験し、それが将来の
スポーツ動作の習得や熟練のために必要不可欠なことなのです。

最近の子どもは転んでも手が出せない、スキップができない、体
を上手にコントロールする能力に欠けている傾向があると言われ
ています。例えば現在の小学3年生の投球操作は、20年前の5歳児
レベルと同じだとも言われています。

これらは外遊びの機会が減ったことも背景にあると考えられます。
外遊びは仲間づくりなどの社会性やコミュニケーション能力、ま
た遊びを工夫する創造力を育むことができます。そして体を動か
すことが楽しい、好きだという感覚を身につけることは生涯を通
じて、活発な生活習慣(運動習慣)をもつためにも大切なことなの
です。

また、運動だけやっていれば元気になるということは絶対にあり
得ません。体を動かすことと、しっかり食べること、しっかり眠
って元気になるということが一体化して今の子どもの健康育成に
つながるものと信じております。
-----

↑発起人のお一人である伊比 悦子 さんの思い入れたっぷりの
メッセージです。

まさにしらさん家で子ども向けに取り組んでいる目的と全く同じ
こともあり、また体指(柏崎市体育指導委員協議会)として総合型
地域スポーツクラブの立ち上げにかかわっていく場面で伊比さん
との出会いがあり、この西山町における平成21年度スタート予定
の放課後スポーツクラブにおいては、(月):バスケットボールを
笑足ねっと・スタッフのササ(笹川 陽介)が担当させてもらいます。

バリバリ勝つために以前から取り組んでいるミニバス西山クラブ
ともう一つの選択肢が加わったカタチでお役立ちができればと考
えています。

まずは低学年向けのコーディネーション運動を実践・継続するこ
とで、参加する子ども達の将来の成長を見届けられるサポートを
めざしたいと感じます。
(小学校高学年または中学校での結果・成績だけにとらわれずに
長い目で…「うまい」と思わず声のでてしまうオールラウンダーへ)


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年2月2日月曜日

特集:社会起業家という生き方


月刊 REC レクリエーション 2009年 2月号 No.595
遊びが学びになる 学びが遊びになる 遊学を応援する人の月刊誌

日本レクリエーション協会

CASE 1:『子どもから大人まで、運動あそびを活用して健康アップ』
として当社の取り組みを取り上げていただきました。

-----
↓本文より

よりよい社会を実現するために、
自ら行動を起こす社会起業家たち。
彼らの行動の原動力となっている「思い」には、
レク活動に関わるみなさんが共感することも
きっと多いのではないでしょうか。

起業するまでに至らなくとも、
例えばビジネスの観点を取り入れることによって、
あるいは他の専門をもつ人との連携によって、
レク活動の可能性は、ぐんと大きく広がるはず。
社会起業家という生き方には
日頃のレク活動を充実させる
たくさんのヒントがありそうです。


身近な変革の種を見つけよう『レクでソーシャルビジネス』
レクリエーション分野で社会起業した2つのケースを紹介します。

株式会社 笑足ねっと              (新潟県柏崎市)
CASE 1:『子どもから大人まで、運動あそびを活用して健康アップ』


「笑顔で楽しく体力向上を」

 新潟県柏崎市。昔は映画館だった建物のなかに、運動あそび塾
「しらさん家」はある。遊びやゲームを取り入れ、楽しみながら
運動神経や情報神経系を強化する教室で、小学校くらいまでの子
どもたちと高齢者が対象だ。

 「しらさん家」を運営するのは、株式会社笑足ねっと(わらかし
ねっと)。社長の「しらさん」こと白川正志さんは、産業機械など
の部品加工会社である家業を背景に、はじめは高齢者の筋力回復
に役立つ機器を開発したいと考えていた。

 「転倒予防や寝たきり防止にと、パワーリハビリテーション・
プログラムに参加するお年寄りは多いのですが、見学に行くと、
みんな黙々とトレーニングをしているのです。もっと笑顔で楽し
く体力向上できる方法はないものかと思いました」

 モノづくりが本業の一方、白川さんはスポーツ指導員として、
地元のミニバスケのコーチを10年以上続けてきた。その延長線上
でレク・インストラクターの資格ももっている。さらに長寿社会
のウエルネス(健康)に貢献する仕事をと、健康・生きがいづくり
アドバイザー、高齢者体力つくり支援士、コーディネーショント
レーニングのコーチングライセンスを取得し、2007年の春に笑足
ねっとを立ち上げた。


「地域貢献の新構想も展開」

 家業を継ぎ、すでに経営者だった白川さんにとって、笑足ねっ
とは第二創業だ。企業経営の知識や経験、人脈においては一日の
長がある。とはいえ、新しい事業をひとりで始めることへの不安、
資金調達や採算ベースに乗せるための腐心など、起業にはつきも
のの苦労もひと通り味わった。

 「異業種での創業ですから、起業セミナーに参加してビジネス
プランを練り、いろいろな人の助言を聞き、市や商工会議所の第
二創業支援を受けて創業に踏み切りました。資本金は300万円。
街元気プロジェクトの現地研修を通じて市街地の空き店舗活用を
思い立ち、建物は閉館した映画館を改装したので、経費を抑える
ことができました」

 創業から1年8ヵ月、「しらさん家」では志を同じくする若いスタ
ッフ2名が、運動あそびの支援にあたる。学校や企業などへの出前
教室にも進出し始めたところだ。

 「モノであふれる日本では、レクリエーションの分野には、心の
豊かさやクオリティー・オブ・ライフの面でも社会的意義があり、
起業の可能性も高いと思います。ただ、ビジネスである以上、継続
性や事業性が欠かせません。『資格をもっているから』という軽い
発想だけだと、難しいのではないでしょうか」

 笑足ねっとでは今、歩人駅(ほっとターミナル)構想を新たに展開
しようとしている。参加する住民に歩数計を付けてもらい、歩数計
の数字と体組成変化を「しらさん家」で管理して、歩いた歩数だけ
商店でポイント還元してもらう仕組みだ。健康づくりとまちづくり
を組み合わせ、地域に貢献しつつ事業性も確保するという、社会起
業家ならではの発想が注目される。
-----


「レクリエーション分野」「社会起業(ソーシャルビジネス)」
という分類に関して:当社の場合、事業構想から立ち上げ初期の
段階ではあまり意識していませんでした。

民間企業というカタチにこだわりスタッフの報酬は利用者の方々
の対価(受益者負担)で成り立つビジネスモデル(健康づくりと仲間
づくりを合わせて支援する働き方・いわゆる運動面だけのインス
トラクターとはちょっぴり違う「笑顔をつなぐ」コーディネート
役としての職種の確立)を目指して事業を継続中です。

「地域の課題解決は行政がなんとかしていくもので、そのサービス
に関してはほぼ無料で受けられるものだ」という住民の感覚に「
これからの時代は一方的に依存するだけではなく自ら変えていく必
要がありそうだよね!共助も…」と気づいてもらう場面等、事業コ
ンセプトを説明していく際に「社会起業」の考え方がピッタリくる
なと思い、取り入れてきた経緯もあります。

まだまだこの「社会起業」が英国のように認知されていくには期間
を要すると思われますが、粘り強く地道に活動を実践していくしか
ないと覚悟し、「そう簡単にみんなに分かってもらっちゃったら面
白くないじゃん」と様々な試行の積み重ねを愉しみたいと捉えてい
ます(そうありたいと…)。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

新潟県健康ウォーキングロード

平成20年度 第2回 新潟県健康ウォーキングロード 登録コース 決定!!

今回はじめて柏崎市の2コースが登録されました。

-----
健康にいがた21より

○ 柏崎市:柏崎夢の森公園ウォーキングロード… 2.5 km

公園内のコースで、四季折々の動植物に触れることのできる環境にあり、
自然を十二分に満喫できる。木々や水辺に囲まれた中でのウォーキングは、
こころもからだも癒される。
夢の森公園では自然体験等、季節に応じた室の高いプログラムを体験する
ことができる。


○ 柏崎市:柏崎の歴史と文化、駅からハイキングコース… 6 km

柏崎駅を終点起点とし、市内の歴史と文化に触れるコースを歩く。
歴史と文化だけでなく、市街地、海、公園があり、バラエティーに富んでいる。
-----


夢の森公園のコースはノルディックまたはポールウォーキングの拠点
として、付加価値化・差異化を目指してみても良いのかなと感じます。

市内コースの後半は私の地元大洲小学校区でまさに子どもの頃の遊び
場なので、ウォーキングコースといっても身近すぎて「良さ」を実感
できないのが正直なところ…こんな感じで案外「地域の魅力」を発見
してくれるのは、外部の方々だったりなのでしょうね!


地域活性化(イノベーション)の三要素:「よそ者」「バカ者」「若者」
⇒私自身の目指す&あるべき姿でもあります。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年1月12日月曜日

『特定………』とは、な~に~!?(eこってニュース・第177回)

eこって柏崎

eこってニュース


↓私の順番のeこってニュース
「『特定………』とは、な~に~!?」
・第177回[2009/01/11(日)]
アップ!

-----
タイトル:『特定………』とは、な~に~!?


『特定高齢者』という呼び方・分類をご存じでしょうか?

市町村ごとに各行政が「生活機能健診」を行い、「介護予防が必要」と判定した高齢者。
(柏崎市の平成20年3月末状況;高齢者人口(65歳以上)24,560人⇒元気高齢者:19,201人(78.2%)
・『特定高齢者』:1,056人(4.3%)・要支援1,2:1,123人(4.6%)・要介護1~5:3,180(12.9%)
[平成20年4月1日作成:介護予防パンフレット]
…ちなみにこのうち要支援&要介護の方々は介護保険のメニューでのサポートに)

また健康増進関連では今年度から導入されている腹囲測定を体験された方々も多いかと
思いますが、いわゆる「メタボ健診」は『特定健康診査』、そしてメタボと判定された
方々の生活習慣の改善に向けた、保健師や管理栄養士等によるきっかけづくりとしての
(行動変容をめざした)取り組みが『特定保健指導』

当社、笑足ねっと【しらさん家】では、今週1/15(木)から3/26(木)までの11回シリーズ
で柏崎市元気支援課介護予防係にて取り組んでいる「西山ころばん塾」において、
【笑顔つながり】にこだわった運動支援を市から受託し、スタッフのはる(前澤 美春)と
ササ(笹川 陽介)が担当させてもらうことに!この際の参加者として市が積極的に働き
掛けている対象の方がまさに『特定高齢者』

私はこの『特定』にちょっぴり違和感があり、厚生労働省をはじめ「官」のネーミング
ってなんでかな~?と今回取り上げさせてもらいました!

みなさんはどう思いますか?どう感じますか?

ネットビジネスではおなじみの『特定商取引法』を確認してみると、商取引のなかで
訪問販売・通信販売・電話勧誘販売等のいわゆる無店舗販売に関する法律で、これまで
一般的だった店舗による販売と分類・区別するから『特定』なんだなと気づき!

法律および税金や補助金による行政サービスをピンポイントで有効に活用させていく
ためには、様々な場面での様々な条件を設定していく必要があり、この場合で
「分ける」と“ある塊”として一方的に『特定される』ということかなと一人で納得

地域の課題解決という行政と同じ目的を持ちながら「ビジネスの手法で」という
【ソーシャルビジネス(社会起業家)】との違いは、価値の提供を受けるお客様
(行政では住民)の意志による主体的な選択・受益者負担で成り立っているか?という点
…なので提供側からの勝手な分類・区別『特定』は、選ばれ続ける【コトづくり】
をめざす民間企業の視点には不要なのでしょう!

ぜひみなさんからも「社会性(社会的課題に取り組むミッション)&事業性
(ビジネスのカタチで継続的)&革新性(新たな社会的価値の創出)」を満たす
【ソーシャルビジネス】という仕事・働き方にもご注目いただき、応援して
もらえれば幸いです。
-----

ちなみに過去の私のeこってニュースは下記の通りです。

「『感性ロボット』&『コーディネーショントレーニング(COT)』との出合い」
・第124回[2007/05/01(月)]


「超高齢社会に向けてマシンによる筋力トレーニングは必要不可欠か?」
・第54回[2005/05/21(土)]


「コトづくりの愉しみ力」
・第15回[2004/04/21(水)]



ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年1月3日土曜日

ものづくり新風☆若手経営トップの素顔

柏崎日報
新春特別号
ものづくり新風☆若手経営トップの素顔

下記の内容で取り上げていただきました!

-----
市内東本町1 笑足ねっと
白川 正志 (しらかわ まさし) 社長 (39)

前社長(現会長)から早い交代を促され、2002年に白川製作所の社長に就任した。
続いて夢であった健康サービス業を07年に立ち上げた。
学生時代は「人と協調するロボット」を研究。
今でも新潟工科大と一緒に感性のあるロボット作りに励んでいる。
関連会社である「笑足(わらかし)ねっと」の起業のきっかけは介護の現場を見学したとき。
「正直、見ていてつらかった。そうなる前に何とかならないかと考えた」と話す。

そんな発想の中から白川製作所で健康運動用具「ばらんすてっぷ」などを考案。
これを市内東本町1で同社の運営する「しらさん家(ち)」の運動遊び教室に取り入れた。
「狙いはコーディネーション運動で、みんなで遊び、笑いが起きる運動を理想としている」。
課題はPR不足。
休日に3歳の娘と「しらさん家」で遊ぶことが息抜きという。
-----

↑三つほど訂正を…
○健康運動遊具←△健康運動用具:今後は「遊具」という表現に
○運動あそび教室←△運動遊び教室:ネーミングは「運動あそび」で統一
○娘との「運動遊び」でのふれあい←×娘と「しらさん家」で遊ぶこと
 :しらさん家ではこれからもっと!といった感じ


同じページに取り上げてもらっている ヤマテック・山田 勝久 社長 &
矢島鉄工所・矢島 博生 社長 とは柏崎青年工業クラブ
田塚の柏崎機械金属団地協同組合・青年部で
一緒の活動をする機会も多く&同世代ということもあり、
これまで交流させていただいています。
これからも特に今年はこの難局を打破する取組みに向けて、ただの仲良し
だけではなくお互いに刺激し合える関係で成長していければと思います。
(ゴルフのお誘いにはかたくなにお断りしていて…まだまだ俺はバスケだと!!)


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

2009年1月1日木曜日

2009 謹賀新年

あけましておめでとうございます!

毎年友人・知人に年賀メールとして送信している内容を下記にアップします。
一方的に訳の分からないコトばかりズラズラと…と思われている方もおられ
るかもしれませんが、みんなに情報発信・宣言することで自分自身のモチベ
ーションアップにつながっている・役立っているかなと感じる面も多々あり、
ご迷惑でも継続していければと考えています。

-----
下記は今年一歩踏み出そうと取組んでいく内容です(毎年で恐縮ですが)
ご感想・ご意見・アドバイス・アイデア等をいただけると幸いです。

================================
株式会社 笑足ねっと (わらかしねっと)
ジュニアとシニアの運動あそび塾【しらさん家】

↑2008/10/1~リニューアル:動画&写真をどんどんアップしていきます
(⇒旧サイト)

今年は1/15(木)より柏崎市から受託した介護予防事業「西山ころばん塾」
がスタートします。

当初より構想していた展開ですが、4月以降も午前中は各地に出前できる
体制を準備し、加速度的な「運動あそび」の広まりをめざします。

活動報告&予定として、下記三人のスタッフブログを活用しております
ので、ご参照いただければ幸いです。

しら:ブログ
『笑顔つながり』への挑戦@しらさん家

ササ:ブログ
ササめがね

はる:ブログ
ほっとスマイル☆


プレキンダー・キンダー・ジュニア・ハンドテニス・シニアの各教室は
まだまだ会員さんを大募集中です!

まずは無料体験へどれだけ多くの方々に足を運んでもらえるか!を引き
続き試行していきます。

小学校向けのみではなく、企業向けも含めて出前教室が可能ですので、
ぜひお気軽にお声掛けください。
今後ともご支援・ご協力を宜しくお願いします。


参考:ソーシャルビジネス研究会 [経済産業省]

================================

みなさんにとって飛躍の丑年になりますようにお祈り申し上げます!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと