脳トレ神話にだまされるな:高田 明和 著 2009/06/10 角川グループパブリッシング
高田 明和 氏 (浜松医科大学 名誉教授・昭和女子大学 客員教授)
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↓本文より:
☆第四章 本当の脳トレは毎日の生活のなかにある
三、「脳を鍛えるための三つの習慣」
●正しい呼吸法がセロトニンを増やす
呼吸も脳の活性化に関係しています。
ゆっくり呼吸をすると、脳内のセロトニンが増えるということが知られています。禅でも、
ゆっくり呼吸するように厳しく指導されます。セロトニンが増えると感情が安定し、不安が
少なくなります。脳内のセロトニンを増やす薬が、うつ病の治療に使われるのはこのため
です。禅では、ゆっくり息を数えろと教えられます。これを数息観(すそくかん)といい、
坐禅を始めると最初に教えられます。
日本では昔から長い呼吸が尊ばれました。宮中の歌会始のときなど、実にゆっくり和歌を
詠みます。ゆっくり和歌を詠むことで、呼吸を長くさせ、心を安定させたのです。
●腹筋の刺激が精神の安定につながる
現代人は姿勢が悪いと言われますが、正しい姿勢は脳に刺激を与えることがわかって
います。
私たちは、常に重力の影響下に生きています。まっすぐ座ったり、立ったりするためには
首、背骨、腰のまわりの筋肉を緊張させ、支える必要があります。これは無意識に行われて
います。このように常に緊張している筋肉とそれを骨につなぐ腱は、いつも刺激されて
います。
この刺激は大脳、特に前頭前野に送られます。前頭前野は神経を集中させ、一つのことに
考えをまとめる能力、一つのことを成し遂げようとする能力を高めるのです。ですから、
姿勢を正すことが邪念にとらわれないために非常に大事になります。
また、腹筋などを緊張させることも重要です。
昔から「丹田(へその下10cmくらいの場所)を鍛えよ」とか「丹田で呼吸せよ」と言われて
きました。丹田が大事なのは、感情を安定させるために丹田が重要な役割を果たしているから
です。
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運動あそび塾【しらさん家】での教室では、お達者コースでもキンダー・ジュニアコースでも
ゆっくりの深い呼吸をはじめまたはおわりに取り入れていますが、これまで目的を明確には
伝えてきていなかったかなと今回気づきました。
この機会に高齢者にとって&子どもにとっての「自分自身の呼吸に意識を向ける意味&良い
姿勢」とその継続により、ココロとカラダに及ぼす効果・変化を実感できるようにサポート
できればと考えます。
THE ZEN (坐禅)とのコラボも1回きりにせずに継続していきたい!!と思います。
↓実績関連イベント情報
『親子体験会(坐禅+運動あそび)』について:(2009/02/24) e地域ナビ なんでも柏崎【健康づくりイベント】情報4
一方、「静」の呼吸とは反対に位置づけられると思われますが運動あそび塾【しらさん家】の
最大の特徴である『大笑い』『大声』が無意識に自然にでてしまう!(近所迷惑になりそうな
大音量も元映画館の遮音がバッチリ活かされ↑)各教室において、一人ではこんなに「はじけ
ないだろう?」という場面が多々あります。
これは仲間と一緒だからついそうなってしまっている感じですが、まさに自身が呼吸している
コトを意識しない「動」の大きな呼吸(短くなっちゃってそうですが)につながっているのかな
と捉えており、この「腹から笑う」「腹から声がでる」効果検証も進めていければと常々考え
ています。(コレもいっぱいストレス発散になってそうじゃ~ん…と⇒『笑いを科学する』)
2009年7月6日月曜日
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