2010年10月11日月曜日

【体力・運動能力調査】⇒@【しらさん家】まだまだ課題解決に向けて…

平成21年度 体力・運動能力調査@文部科学省


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asahi.com 2010/10/11(月)

↓本文より

★シニア世代 元気もりもり 健康ブームで体力右肩上がり

 お年寄りの体力が、この10年ほど向上を続けている。体育の日に合わせて文部科学省が
10日に公表した「体力・運動能力調査」でそんな結果が出た。健康ブームで60代以上で
定期的に運動する人が増えているのが要因とみている。

 調査は2009年5~10月に実施した。

 65歳以上の高齢者は調査を始めた1998年度以降、握力や脚力など大半の項目が右肩
上がりになっている。


 バランスや柔軟性の数値も良くなっており、若い世代より体力アップ傾向が顕著だ。


■ジム盛況、スポーツ市場の牽引役

 運動好きなお年寄りはスポーツ市場の牽引(けんいん)役になりつつある。平日の昼間、
スポーツジムを訪ねると、リタイア世代の憩いの場になっていた。


 高齢者スポーツ市場は広がりを見せる。全国でゴルフ場を展開するPGMグループによる
と、現役時代に接待ゴルフをしていた元会社員らが退職後も余暇として楽しんでいるという。
東京・上野の靴販売店によると、履いて歩くだけで足の筋トレになるとうたう靴が中高年以上
にもよく売れている。


 ◎文科省の調査にあたった順天堂大スポーツ健康科学部の内藤久士教授は「健康ブームが
根付いているうえ、昔はなかったスポーツジムなどが身近にでき、生活の中で運動を楽しむ
習慣が広がっている」とみる。今の中高年は戦後育ちで、戦前より栄養や体格面で恵まれて
いることも体力データ向上の一因と指摘する。

【井上裕一】
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毎日jp 2010/10/11(月)

↓本文より

★体力・運動能力調査:小中高生の体力改善 85年度には及ばず

 小中高生の体力や運動能力がこの2年間で明確に向上傾向を示していることが文部科学省の
09年度体力・運動能力調査で分かった。中学生男子を除く08、09年度の体力テスト合計
点が、新種目が加わった98年度以降で1位か2位となった。

 調査は09年5~10月に6~79歳の男女計約7万人を対象に実施。小学生は握力や反復
横跳びなど8種目、中高生はこれに持久走を加えた9種目で調べた。


 体力水準が最も高かった85年度に比べ、どの年齢層も身長が伸び体重が増えているのに
「走(50メートル走、持久走)」と「投(ボール投げ)」のすべてで記録を大幅に下回った。

 ◎順天堂大の内藤久士教授(運動生理学)は「子供の体力改善は急務という認識が現場に
広がった」としつつ「少子化などの影響で仲間と共に運動する機会が減り、85年度のレベル
に戻すのは容易ではない」と指摘した。

【篠原成行】
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YOMIURI ONLINE 2010/10/11(月)

↓本文より

★子供の体力、まだまだ…文科省 昨年度調査

■13歳男子50メートル走はピーク時 水準に

 文部科学省は10日、「体育の日」を前に2009年度の体力・運動能力調査の結果を公表
した。

 子供の体力は、中学生男子(13歳)の50メートル走で、子供の体力がピークだったと
される1985年頃の水準に戻るなど、前回調査に続いて回復傾向がみられた。ただ、ピーク
時と比べると、多くの項目で依然低い水準だった。

 調査は64年度から毎年実施。今回は6歳から79歳の男女約7万人が、昨年5月から
同10月にかけて体力テストを受けた。


 ◎順天堂大学の内藤久士教授(運動生理学)は、「子供の体力をさらに向上させるには家庭
や地域での取り組みも重要」と話している。


■保育所で平均台、ジグザグ走…入学前 体力アップ作戦

 依然として低水準の子供の体力。小学校入学前から体力向上に取り組もうと、幼稚園や
保育所で試行錯誤が始まっている。

 「3年で体の動きがすごく良くなった」。千葉県いすみ市立東海保育所の井上明美所長
(59)は語る。1周100メートル余りの園庭のコースには、平均台、ジグザグ走などの
“関門”があり、幼児約50人が1日数十分、毎日のようにそれぞれのペースで回る。

 同市教育委員会の鮫田晋さん(34)は「幼児向けの方法論がなく苦労した」と話す。市内
の小学校から「入学時の体力が低い」との声が寄せられ、2007年、市内7保育所で体力
向上に着手。園庭に「サーキット・トレーニング」コースを作った。室内にも手が届きそうな
高さにタンバリンをぶら下げ、子供が思わずジャンプするなど、体を動かしたくなるような
工夫をした。

 「保育所でそこまでやるのか」と批判的だった保護者も、子供が良く寝て、良く食べるよう
になったと協力的に。体力測定結果は上々で、運動して疲れるため寝る時間は早まり、テレビ
を見る時間も短くなったという。

 こうした動きは幼稚園でも広がっており、「失敗してもすぐに再挑戦するなど物事に前向き
になった」(岐阜県多治見市立養正小学校付属幼稚園)などという声が上がっている。幼児の
関心を引きつけるための工夫をしている幼稚園も。大阪府豊中市立せんなり幼稚園は「忍者
遊びを取り入れたら、飽きることなく、トレーニングコースを回るようになった」という。

 ◎いすみ市の体力向上策を指導した国際武道大の鈴木和弘教授(保健体育科教育学)は、
「幼児期は、複雑で効率的な体の動きを身に着ける大切な時期。幼児が面白がって運動する
環境作りが大切」としている。

【読売新聞】
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各紙切り口が少し異なり、朝日:中高年・高齢者、毎日:小中高生、読売:幼児を中心に
取り上げている。

内藤 久士@順大・スポーツ健康科学部 教授
鈴木 和弘@国際武道大・体育学科 教授
⇒コメントの “ココ” に着目:


◎中高年・高齢者向け
「健康ブームが根付いているうえ、昔はなかったスポーツジムなどが身近にでき、

“生活の中で運動を楽しむ習慣”

が広がっている」とみる。今の中高年は戦後育ちで、戦前より栄養や体格面で恵まれている
ことも体力データ向上の一因


◎小中高生向け
「子供の体力改善は急務という認識が現場に広がった」としつつ「少子化などの影響で

“仲間と共に運動する機会が減り”

、85年度のレベルに戻すのは容易ではない」


◎幼児向け
「子供の体力をさらに向上させるには

“家庭や地域での取り組み”

も重要」


「幼児期は、

“複雑で効率的な体の動きを身に着ける”大切な時期。“幼児が面白がって運動する環境作り”が大切」



運動あそび塾【しらさん家】での取組みは上記

◎中高年・高齢者向け(★アンチエイジングコース[新設予定]・お達者コース介護予防事業【ころばん塾】)
“生活の中で運動を楽しむ習慣”

◎小学生向け(ジュニアコース出前講座[親子で運動あそび 等])
“仲間と共に運動する機会”

◎幼児向け(キンダーコースプレキンダーコース出前講座[親子で運動あそび 等])
“家庭や地域での取り組み”
“複雑で効率的な体の動きを身に着ける”“幼児が面白がって運動する環境作り”

につながる・つなげていけるとの信念を貫いて、こだわって継続していきたい!!


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと