2010年2月2日火曜日

『今を生き切る』 いきがい 105 <生きがい財団>

財団法人 健康・生きがい開発財団

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本文より

辻 哲夫 理事長Wikipedia


★平成22年新年 辻理事長巻頭言


 高齢社会というと一般的には「大変なことが起こる、大変だな」と言われていますが、
高齢社会の発想の転換をすることが大切だと思います。
 全ての方に年をとっても「社会や家族の中で役割を持つことができ、素晴らしい自由な
時間が持てる時が来た」という考えを持ち、できる限り元気で夢を持って暮らしていただき
たいと願っております。

 しかしながら健康で生きがいのある生活は、一人ではなかなか難しいものだと思います。
私は仲間がいて仲間と交わり、外へ出かけることができ、いろいろな社会的な活動をする
ことがしあわせだと思います。
 健康に過ごすために身体を使うということは、何か運動するということではありません。
人と会うことです。人と会いたいと思い、会いに行くことで動いて自分の体を維持します。
身体を動かせば自分の健康を維持できます。人との交わり、社会との交わりを持ち続ける
ことが寝たきりにならないことです。



 確かに健康で生きがいのある生活が基本であると思います。ポックリと死ぬことをみんな
が望みますが、そう簡単にいきません。一般的には、最後は、虚弱になってから亡くなり
ます。しかし「生ききる」、つまり燃焼して、その後に死がくるのであれば、それは決して
恐れるものではないと思います。納得できる死を迎えるということが必要なのです。死を
前向きにとらえる上においても、できる限り健康と生きがいのある生活をすることが必要
なのです。「満足死」という言葉があります。本人がそれまで燃焼するように生き、家族も
ケアの関係者もベストを尽くして「生ききる」のを支援するのです。満足して死ぬという
ことができるとすれば、それは豊かになった社会といえます。豊かになればそれにふさわ
しい充実した生き様があります。もとより、そのためには、国民が適切な負担をして様々な
サービスシステムを充実させ、やさしい社会を目指すことも必要であり、それは経済発展
とも両立すると考えます。そういう社会に転換していくことが大切です。

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『健康・生きがいづくりアドバイザー』という資格をご存じだろうか?

私が「ロボットづくり」と「健康づくり」を組合せようと決めてから最初に取得した資格が
このアドバイザー資格だ。

「健康の上位に生きがいがある」という今でもこだわり続けている信念はこの資格取得の際
の学習で身にしみついたように感じる。

運動が健康診断の数値を改善するために、我慢してかんばる&鍛えるものと捉えられてしま
っている現状に一石を投じる役割を担えればと考える。


『人と会いたいと思い、会いに行くことで動いて自分の体を維持』『生ききる』:
まさに【笑足ねっと】がこだわり続けているコンセプトと共通で今回会報誌から引用させて
もらった。

死生観を学校教育で取り上げるには、宗教関連で難しいのかもしれないが、倫理・哲学・
人間力等といった何らかの切り口で『生き切る』コトを一人ひとりが深く考える機会を
社会人になる前にもてると良いな~と常々感じる。
(笑足ねっとの採用選考ではこの視点を重視していて、今後社会福祉法人 柏崎刈羽福祉事業
協会
の理事としてかかわりのある御山荘の若手職員さんに向けても自分自身に向き合う機会
のサポート役を務める予定⇒未来を拓く君たちへ―なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか
田坂 広志 著を活用)


辻理事長に関して今回人となりを調べる機会となり、厚労省のトップ官僚だったことを知った。
これからの社会保障制度改革にぜひこの思想が引き継がれていくことを願うところだ。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと