2009年12月9日水曜日

【ソーシャルキャピタル】@コミュニティ科学:その1

コミュニティ科学:金子 郁容・玉村 雅敏・宮垣 元 編著 2009/11/25 勁草書房

コミュニティ・ソリューションの方法と実践

医療、教育、福祉、まちづくりなど
課題解決に向けた
技術と社会のイノベーション


金子 郁容 氏 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 兼 総合政策学部 教授) Wikipedia

玉村 雅敏 氏 (慶應義塾大学総合政策学部 准教授) Wikipedia
研究と活動

宮垣 元 氏 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 政策・メディア専攻 特別研究准教授)

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↓本文より:

☆第2章 理論的背景と位置づけ

 3 問題解決を高める力

 ソーシャル・キャピタル概念の検討

 「ソーシャル・キャピタル」(社会関係資本)とは、人々のつながり(社会ネットワーク)や
それが生み出す信頼や互酬性の規範といった不可視な諸資源を総称する“傘の概念”
(Umbrella Concept)で、1980年代後半から政治学や社会学、経済学をはじめとする学術の
各分野で注目されてきた。

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平成19年版 国民生活白書 コラム:地域力を測る指標ソーシャル・キャピタル


 内閣府「ソーシャル・キャピタル:豊かな人間関係と市民活動の好循環を求めて」(2003年)
では、ソーシャル・キャピタルが国民生活に影響を及ぼす可能性を分析し、ソーシャル・
キャピタル指数を求めている。

 ここで求められたソーシャル・キャピタル指数を利用し、同指数と2003年の刑法犯認知件数
(人口千人当たり)および合計特殊出生率との関係を都道府県別にそれぞれ見てみると、
ソーシャル・キャピタル指数は、刑法犯認知件数とは負の相関関係が、合計特殊出生率とは
正の相関関係が認められた。

 つまり、ソーシャル・キャピタルが豊かな地域ほど、犯罪率は低く、出生率は高いことが
うかがえる。したがって、ソーシャル・キャピタルつまり地域力を高めることは、社会全体
の利益にも貢献し得る可能性がある。

 なお、ソーシャル・キャピタルに関する議論は、その概念についても様々な考え方がある
段階であり、今後さらなる調査・研究が期待される。

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【しらさん家】のこれまでの取組みから気づけたコトの一つに【笑顔つながり】でヒトとヒト
がつながるコトの価値がある。

当初は健康づくりにおける運動支援の場面で【笑足運動あそび】の手軽さや愉しむココロの
大切さ、運動神経向上のタイミング(4,5歳がチャンス)を伝えるコトがポイントだと考えていた。


【しらさん家】のキンダーコースでは、年中・年長のお母さんが子ども達を見守る時に妹や弟
(まだまだいわゆる赤ちゃん)と一緒というケースが良くある。

スタッフのササが以前「会員さんの家庭は子どもが生まれやすいかもしれない!ココでの接点
が刺激(カワイイ⇒またまた子育ても↑)につながるのかも?」ともらしたことがある。

これが『ソーシャルキャピタルの豊かさ』につながる現場といえるのかなと最近考えている。

出生率の高さ:本質的な課題は結婚が遅い&結婚をしない(経済的な理由も)率かもしれない?
が、『子育てお母さんつながり』に貢献できる可能性を【しらさん家】の目に見えにくい価値
でも⇒どんどん情報発信をして付加価値に育てていきたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと