2009年5月11日月曜日

特集:子どもの体力・運動能力を高める

月刊「健康づくり」特集:子どもの体力・運動能力を高める
今回この記事に触れ、「子どもにおける『運動遊び』と生活習慣との関連」について考えてみました!

財団法人 健康・体力づくり事業財団

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深代 千之 教授 (東京大学大学院 総合文化研究科)

知育偏重から文武両道へ
遊びを通じて子どもの“得意”分野を見つけよう


○子どもを運動好きに導くには、何をすべきか?

 テレビゲーム等の屋内遊びの普及や地域の安全が崩壊した現代では、子どもが自然に
遊び回ることが少なくなりましたから、親や先生が子どもを遊びに連れ出して、様々な
体験をさせてみる必要があります。

 大切なのは親が一緒に遊ぶことです。コーチや先生に任せきりではいけません。特別
な場所に行かなくても、近所の土手でもリビングでもできる遊びがたくさんあります。
親が日常生活の中でできる遊びの引き出しをできるだけ多くもっておき、子どもに活動
的で多様な体験をさせてあげてください。

 特に、脳の発達が著しく、話も理解できる5~6歳の時期は、器用さを身につける適期
です。繰り返しの中で動きのパターンを脳に記憶させること、そのパターンの数を増や
すことが、運動の上達につながります。


○運動嫌いの子どもにはどんなアプローチが効果的?

 本来、子どもは身体を動かして遊ぶことが大好きで、生まれつきの運動嫌いはいませ
ん。右利きの人の左手が不器用なのは、単に使っていないからと同じで、運動が苦手と
いうのは、経験がなく得意なことを見つけていないだけなのです。決して親や先生が「
この子は運動がダメだ」と決めつけてはいけません。

 子どもをおもしろがらせたら勝ちです。嫌がることを強制せずに、楽しく遊ぶこと。
そして、ほかの子と比べずに、その子自身の上達をほめてあげてください。うまくなれ
ばうれしくてまたやりたくなり、自然に運動技術も体力もついてきます。
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◎子どものころからの 正しい生活習慣が大事

 日本学術会議は平成20年8月、「出生前・子どものときからの生活習慣病対策」と題
する提言を発表した。医学の進歩により、現在問題となっている大人の生活習慣病の大
きな要因として、胎児期や子ども時代の栄養異常が指摘されていることから、提言では
若年女性のやせ、低出生体重児、肥満児などに警鐘を鳴らしている。

 この中で運動に関しては、「身体活動の機会を増やす体制づくり」を提唱している。
文科省や自治体などは、単に運動の「場」をつくることだけでなく、幼稚園や保育園で
の外遊びを増やしたり、地域や学校に多種多様な運動部を創設したり、総合型地域スポ
ーツクラブを設置して、子どもたちが参加しやすい体制をつくるなど、実際に体を動か
す機会を増やす努力をすべきだとしている。

 東京大学大学院の深代千之教授は、「運動で適度に疲れて、集中して勉強すれば、食
事もおいしく、ぐっすり眠れて、朝すっきり目覚める」と述べており、体を動かすこと
をきっかけに正しい生活習慣が身につくと訴えている。


◎運動の苦手な子も大丈夫 NPOの運動スクール

 子どもに運動を好きになってもらうこと、子どもが状況に合わせて自分の体を動かす
「コーディネーション能力」(=五感からの情報を脳で処理し、神経を伝わって筋肉を
動かすという運動プロセスを行う能力)を身につけること、などを目標に活動している
総合型地域スポーツクラブもある。


◎運動の習慣化に向けて 運動する価値を見直す

 子どもの体力や運動能力の低下は、運動習慣の減少が最大の要因の一つだが、その背
後には、親や学校、社会が「知」を優先し、「体」を後回しにする知育偏重の意識とい
う、一朝一夕には解決しがたい根深い問題もある。

 しかし、体を動かすことは体力の向上だけでなく、脳の活性化、肥満防止、活動的で
気持ちのよい生活を得られるなどさまざまなメリットがある。子どもの体力・運動能力
を高める価値をいま一度見直す視点、取り組みが求められいる。
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まさに当社の事業がめざしている取り組みがそのまま表現されていて内容にびっくりす
るとともに、我々の感じた課題解決の方向性を認めていただいている印象で非常に勇気
づけられ喜んでいるところ。

ますます多くの方々へ様々な機会(親子COT出前教室の依頼も増えてきており)を通して
バシバシ情報発信しながらどんどん体験してもらえるようにつなげていきたい。


ジュニアとシニアの運動あそび塾 しらさん家 株式会社 笑足ねっと わらかしねっと

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