東京大学大学院教育学研究科 身体教育学コース
東京大学大学院教育学研究科 身体教育学講座 武藤 芳照
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↓本文より
朝日新聞 26面 生活 2010/06/29(火)
○あなたの安心○
★健康寿命をのばそう④
≪転ばぬ先のバランス訓練≫
骨折は転倒によるものが多い。手首などに比べて、寝たきりなりやすいのは大腿骨頸部
(太もものつけ根)の骨折で、8割以上が転倒によるものだという。
転倒は筋力とバランス感覚が衰えることで起こりやすく、「運動器」の機能低下が影響
している。転倒を予防できれば、健康寿命をのばすことにもつながる。
スクワットや片足立ちなどの「ロコトレ」が有効で、カルシウムの吸収を助けるビタミンD
が転倒予防に役立つという報告もある。速く収縮する「速筋」の筋力が増え、転びそうな
ときの「とっさの一歩」に反応できるという。
東京大大学院の武藤 芳照 教授 (身体教育学)は「筋力の衰えが転倒する一つの要因では
あるけれど、感覚機能の衰えも要因です。昔は筋力強化ばかりに目が向いていましたが、
バランス訓練などの複合的な運動が重要です」と話す。
感覚機能も一緒に鍛えるには、五感をつかって体を動かすことがいい。音楽に合わせて
体を動かすリズム運動やボールゲームなど楽しみながらできる内容であれば。お年寄りも
途中でやめることなく無理なく続けられるという。
だが、実は転倒予防は高齢者だけの問題ではない。
ちょっとしたことで転んでしまい、前歯を折ったり鼻の骨を折ったりする子供が増えて
いる。この20年ほどの間に小学生の骨折率は1.7倍ほど高くなっている。「背景には、就学前
の子どもが遊ぶ機会が非常に減っている現状があります」と武藤さん。
転倒しやすい現代の子供たちが10年、20年すれば青壮年に。さらに数十年すれば高齢者に
なる。転倒から要介護状態になる人は、今以上に増える可能性があるという。
「転倒予防を中長期的にとらえていけば、元気な子供たちをたくさん育てること。それが
究極の介護予防になると思います」
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「ジュニア」と「シニア」の『運動あそび塾』【しらさん家】のために書いていただいた
ような内容でビックリ!!
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「転びそうなときの『とっさの一歩』に反応」
「昔は筋力強化ばかりに目が向いていたが、バランス訓練などの複合的な運動が重要」
「感覚機能も一緒に鍛える」「五感をつかって体を動かす」「ボールゲーム」
「お年寄りも途中でやめることなく無理なく続けられる」
「就学前の子どもが遊ぶ機会が非常に減っている現状」
「転倒予防を中長期的にとらえて⇒元気な子供たちをたくさん育てる⇒究極の介護予防に」
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上記に共通する【しらさん家】での日々の実践に対する成果を実証していくには期間を要する
コトでビジネスとして成立させるのにまだまだ課題ばかりだが、当社における社会の課題解決
への方向性に、さらに自信を深めてズンと突き進んでいきたい!
以前から書籍等で着目していた武藤先生だが、ここまで視点・取組みに共通点があるコトが
今回再確認でき、なるべく早めに何らかのカタチで一度コンタクトをとれればと考えている。
転倒予防医学研究会
2010年6月30日水曜日
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