遺伝子学者と脳科学者の往復書簡:村上 和雄・川島 隆太 著 2010/1/26 くもん出版
今、子どもたちの遺伝子と脳に何が起きているのか?
遺伝子と脳は、どこをめざしているのか
村上 和雄 氏 (筑波大学 名誉教授) Wikipedia
川島 隆太 氏 (東北大学 教授) Wikipedia
川島隆太研究室
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↓本文より:
☆四通目 ◆今、子どもたちにしてあげるべきこと
● 遺伝子学者から脳科学者への手紙
○ 実験で確かめた「笑いが遺伝子をONにする」
日本にも昔から「笑う門には福来る」、「病は気から」といったことわざがあります。
また、私たちは感覚的に「大笑いしたあとは、気分も体もスッキリする」ということを、
体感して知っています。
病気に打ち勝ったり、気分がスッキリしたりするということは体の変化ですから、遺伝子
のスイッチの切り替えと関係しているのは明らかです。ただ、残念ながら科学的に確認されて
いない。これでは、いつまでたっても「仮説」の域を超えることができません。そこで、この
実験を思い立ち、成功にこぎつけたというわけなのです。
今回はたまたま笑いと糖尿病との関係を調べ、その効果をあらためて確認することになった
わけですが、糖尿病に当てはまる仕組みが、ほかの病気には効かないというわけがない。実際
に最近の研究では、「ほほえみ」によって脳内でのメラトニンの分泌が促され、動脈硬化の
予防が期待できることや、笑いによってノルアドレナリンの分泌が減少し、高血圧や心臓病の
危険因子を減らすことにつながる、といったことがわかってきています。
笑うことや笑顔でいることは、私たちの想像以上に遺伝子のスイッチと関連し、私たちの心
だけでなく、体の様々な機能によい影響を及ぼしているのです。
私どもはごく最近、笑いによってONになったりOFFになったりする多くの遺伝子を発見しま
した。この業績により、博士が生まれました。この分野は、ますますおもしろくなっていく
でしょう。
○ 子どもたちに笑いと笑顔を!
自分の意思で、自らの夢や目標に向かって突き進んでいくということは、本来、とても
楽しいことです。途中で困難なことにぶつかれば、思わず顔をしかめてしまうこともある
でしょう。しかし、そんな困難も、自分の知恵と工夫と努力によって乗り越えることが
できれば、新たな自信につながり、自然と笑みもこぼれてきます。その笑みがどんなに
大切か。
今、日本の子どもたちに笑顔が少ないように思います。笑い声が聞こえても、他人をさげ
すんだり、おとしめるような笑いが多いのではないでしょうか。そんな笑いでは、子ども
たちの未来を切り拓く遺伝子のスイッチは切り替わりません。
子どもたちがどんな困難にぶつかっても、簡単にくじけることなく、強い意思で取組んで
いける夢や目標を見つけるための手助けを、まずはいちばんそばにいる親御さんたちが、
そしてまわりの大人たちが社会全体で、笑顔で取組むことが必要だと考えています。そう
すればきっと、子どもたちも笑顔で未来に向かって突き進んでくれるにちがいありません。
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【しらさん家】の『笑足運動あそび』は自信をもってみんなの【笑顔つながり】を実現
できると言い切れるところまで少しずつ実績を積み重ねてきた!
【笑い】【笑顔】【社会全体で】:
大人の役割・社会の役割をどう果たしていけるか!まだまだ試行錯誤は続く……
柏崎高校男子バスケットボール部も5/28(金)から始まる3年生最後の県総体に向けて、このGW
期間中多くのゲームを経験できる予定だ。
うちのチームは「達成感」をもっともっと『笑顔』で共有してほしいと考えている。
(多くのコーチ陣が修正点を厳しく(怖い顔で怒鳴って)伝えるケースが多いので、私は
その逆のアプローチを試したい!!)
流れがなかなかつかめなくピンチの場面でも…そんな時だからこそ一つの小さなチャレンジ
でも(リスクもある)その気持ち・積極さにみんなで笑顔で応えてあげたい!
一人ひとりの一つひとつの勇気がなければ状況は変えられないのだから…
体力が尽き果ててカラダがきかないのであればチカラは出し切ったと現状を納得するしか
ないだろう。課題が認識できれば次につながる。うちは“笑顔でしなやかに走りきる”
しかない!!
2010年4月29日木曜日
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